
仲人の舘です。
誕生日を筆頭に、人は一年を区切りとして、時間の経過を大切にします。
店や会社などは5の倍数を区切りとしている事が多いようにも見えますが、身の回りの事はやはり一年周期でしょう。
普段あまり意識されないかも知れませんが、毎年行われているだろう結婚祝いには、毎年異なる呼び方が存在するのです。
9年目という、ちょっと中途半端な記念日ですが「陶婚式」という呼び方をします。
25年目なら「銀婚式」となり、50年では「金婚式」といった具合に、歳を重ねるごと材質がコージャスになっていくのが特徴ですね。
ちなみに、誰もが憧れる永遠の輝きダイヤモンドが登場するのは結婚60年目です。
9年目でも、一区切りを前にそれなりの時間を共有していると言えますが、ダイヤモンドと比較すると霞んでしまうかも知れません。
ところでこの材質、伊達で冠されている訳ではなく、記念日にはこれにまつわるものを贈るのが良いという風習があります。
結婚9年目の「陶婚式」なら陶器関係のものを、茶碗や湯のみなど日常的に使えるものが良いでしょう。
ペアで用意する事が出来るものですから、10週年を前に絆を確かめ合う意味を込めて、お互いに贈ってみてはいかがでしょうか。
やる前こそ億劫に感じる何周年記念ですが、実際にやってみると良い記憶として残ります。