
仲人の舘です。
万人受けするラブロマンスでは、歯の浮くようなセリフがぽんぽん飛び出してくることもあるでしょう。
映画ならではの甘美な世界へと観衆をいざない、観た者の気分を高揚させます。
一方で、離婚や再婚といった負に近い部分をリアルに描いた映画が評価されます。
リアルな描写ばかりではなく、一部にファンタジー要素を取り入れ離婚や再婚といったヘヴィーなテーマを取っ付き易くした映画があるのでチェックしてみましょう。
古くは、未亡人ドナフロールの理想的再婚生活があります。
平凡な夫と情熱的な前夫の幽霊という、映画ならではの設定を巧みに使い一人の女の結婚観や理性と本能との葛藤を描いたものです。
これを見て自身の生活に活かせるかどうかは別にして、結婚というもののあり方について考える契機にはなるかも知れません。
もちろん、映画なので純粋に娯楽として楽しんでも良いでしょう。
バツイチは恋のはじまりという映画は、離婚と再婚をコミカルに描いた作品です。
フランス流の洗練された笑いが光り、結婚に対して日本にはあまりない考え方が見られるでしょう。
国が違えば結婚観も違うもので、特にフランスは事実婚が多いお国柄です。
離婚だ再婚だと考えるのとは別に、こうした自由な発想のもとで新たな解決策が見つけられると良いですね。