
仲人の舘です。
「出会いのきっかけは結婚相談所で」とは何とも仲人冥利につきるエピソードです。
現実に起こることはあまりないでしょうが、では一体何になるかといえば「知人の紹介」あたりが無難でしょう。
義務感の喪失とともに難易度が上がったと言われる結婚ですが、それでも結婚相談所に対する印象は依然としてあまり良いものではないですね。
しかし、だからといって婚活の選択肢から除外する事とは話が違います。
使えるものは、何だろうと積極的に使っていきましょう。
男女間での人間関係にも色々ありますが、結婚相談所から生まれる関係は結婚を想定したものだけです。
婚活をする上で、これほど合理的なものもないです。
恋愛から関係が始まった場合、必ずどこかで意識を結婚へと昇華させなければなりません。
婚活において、この昇華にかかる時間は致命的です。
交際期間一年や二年というのは珍しくなく、この間は身動きが取れなくなります。
恋愛を後回しにして出会いを優先させる結婚相談所のスタイルは、昔のお見合いに似ているでしょうか。
お見合いの文化が衰退した現代において、その役割を代替する存在というのは決して大袈裟ではないかも知れません。
能動的に行う婚活だからこそ、そこには合理性を求めたいのものです。