
仲人の舘です。
人が人から無条件に祝福される機会というのは、そう多くありません。
誕生日といえばその代表的なもので、レストランでイベントに居合わせれば自然と拍手を贈っているのではないでしょうか。
それと似た、あるいはそれ以上に祝福されるものとしては結婚があります。
個人の特別な日ではなく、二人にとって特別な日は、たとえ年月を重ねても変わることはありません。
結婚35周年ともなれば、これはもうお見事な歴史です。
25周年といえば銀婚式、50年といえば金婚式は有名ですね。
35周年という、なんとも中途半端にも見えますが年齢的には還暦頃かも知れないという事でこの節目に相応しい記念年の事は珊瑚婚式と呼びます。
西洋の風習を日本に取り入れて始まったものですが、記念年にちなんだ物を互いに贈るのが一般的でしょうか。
珊瑚というと、若い頃にはあまり馴染みがないかも知れませんね。
しかし結婚してから35周年を迎える頃には、宝飾品にしても雑貨でも素敵なものを贈って良いでしょう。
これまでの円満な生活とこれからの平穏な日常を祈念して気持ちを込めると、単なる35周年がかけがえのない1年になりそうです。
ちなみにこの記念年、15周年までは毎年あって以降は5年毎に制定されています。