
仲人の舘です。
結婚とマタイと言えば、キリスト教の結婚式での誓いが関係してきます。
結婚式の際「マタイによる福音書5章33~37節をお開きください」とよく言われるからです。
マタイには、偽りの誓いを立てることはダメで、主に対して誓ったことは必ず果たせと記されています。
また、マタイでは、一切誓いを立ててはダメで、天にかけて誓ってはならず、それは神の玉座であるからと説かれています。
神の足台であるので、エルサレムにかけて誓ってはならず、そこは大王の都であるとも記されています。
イエスは、一切誓いを立ててはならず、天にかけて誓ってはならないと明言しています。
こうしたマタイの福音書を見ると、なぜ、結婚式では神父さんの前で、愛の誓いを立てるのかという疑問がわきます。
それは、マタイによると、神に対して偽りをのべた事になるように思います。
しかし、イエスがいう誓いというのは、正しく用いるならば良いとしています。
イエスが誓ってはならないと語った人たちは、ユダヤの民衆全体であり、神に対して不誠実な状態の者たちだったからです。
誓ってはならないと言う言葉は、軽はずみに誓って自らの責めを増し加え続けることをやめなさいという愛の言葉でもあったのです。