
仲人の舘です。
さて、現代におけるお見合い結婚の割合が、どの程度かご存知でしょうか。
実は1割にも満たず、その圧倒的多数を恋愛結婚が占めています。
この傾向は最近に限ったものではなく、およそ半世紀前には恋愛結婚がお見合い結婚を数で上回ったというデータもあるほどです。
昭和の中期から後期では既に、恋愛結婚が一般化していたことになります。
最近の若者の中には、そもそもお見合いが何なのか正確に把握していない方もいるかもしれませんね。
お見合いの割合が減少した事は、女性の社会進出を考えると当然と言えるでしょう。
いわゆる村社会の意識が薄まり、個人が尊重されるようになれば結婚のスタイルに多様性が出てくることも必然です。
自由に結婚できるようになった訳ですが、恋愛結婚により思わぬ問題が浮き彫りになります。
最近は結婚相談所を介したお見合いがあるため、一時期よりは注目されていますが、やはり恋愛結婚が主流でしょう。
そして、恋愛結婚の割合が増えれば離婚率も上昇していきます。
今では実に3組に1組は離婚するとも言われており、それだけ結婚が身近になった事を表しています。
結婚しやすくなった事は歓迎すべき話ですが、離婚しやすくなった背景は、あまり歓迎したくありませんね。