
仲人の舘です。
先ごろ裁判所によって、女性の再婚期間が違憲状態にあるという判断が下され、これを受け禁止期間が大幅に短縮されました。
現代ではDNA鑑定などの進歩により、親子関係を証明できるようになった事もあり、嫡出推定制度の100日にすり合わせた形です。
更に、離婚時に妊娠していない事を医学的に証明されれば100日以内の結婚も可能になりました。
ところで、女性ばかり禁止期間が取り沙汰されますが男性の場合はどうなのでしょう。
肩透かしを食うような話ですが、男性は離婚した翌日に再婚する事が可能です。
女性の側に禁止期間を定めている最大の理由は、子供が誰の子になるのかという混乱を防ぐためです。
しかし男性の側にはその心配がないため、法律上は制限がありません。
ただ、いくら法律で問題がないからといって、離婚した翌日に再婚をすれば、世間から冷ややかな目で見られるおそれがあります。
人里離れた山奥や孤島に住んでいるのならまだしも、現代社会で人との繋がりを完全に断ち切る事は容易ではありませんからね。
法律上は再婚を禁止する期間が存在しない男性も、実際には世間の目という制限が存在します。
どの程度の期間が妥当かは個人の価値観に依存するとして、最低でも半年から一年程度は間を置きたいというのが本音ではないでしょうか。
あまりにも再婚までの期間が短いと、離婚する前から色々していたのではないかと勘繰られても反論できませんから。