
仲人の舘です。
妙なプライドが邪魔をして、婚活という作業に取り組む事を頑なに拒む方がいます。
そして定型文のように聞こえてくる自然な出会いという文言ですが、一体これは何の事を指しているのでしょうか。
パンを咥えて走りながら角を曲がってごっつんこ、そんな夢を見る時間は10年20年前に終わった筈です。
どこまで意識しているかという違いがあるだけで、成人してからの男女の出会いなど大体は婚活に結び付いています。
そして、自然な出会いとただ待っているだけの事は全く別の話です。
恋に恋し、出会い豊かな学生時代ですら待っているだけの人に何かが訪れるような事はないでしょう。
飛び抜けて器量が良かったり運動やスポーツの分野で目覚ましい活躍をしていたり、という例外を除けばですが。
何も、結婚相談所に入って婚活しろと言っている訳ではありません。
友人のツテを使った合コンでも、それが結婚を意識した出会いである事を匂わせてあるなら問題はないでしょう。
自然な出会いというのは、人為的でなければ起こり得ないものなのです。
出会いのキッカケを問われて、結婚相談所ですとは言い難いかもしれません。
たとえば、職場の同僚と答えられたら自然な出会いと言えそうです。
まあ、婚活での出会いだとしたら共通の知人からの紹介と言えば問題はないでしょう。
肝心なのは、どう出会ったかという事より、どんな結婚生活が送れるかです。
3組に1組が離婚しているという現状は、決して楽観視できるものではありません。