
仲人の舘です。
東京タラレバ娘のドラマは1月からの放送ですが、漫画は2014年からの連載なので知名度は高いです。
連載時期の問題ではなく、東京タラレバ娘においてはその内容が話題を集めています。
自立して仕事でそれなりの成果を上げて、といえば聞こえは良いですが、30歳を過ぎた独身女性の心の闇は思った以上に深いようです。
東京タラレバ娘の感想は、人による感じ方の違いはあるでしょうけど、単語だけ並べるとネガティブな気分になるかもしれません。
独身のアラサー女性を狙い撃ちにしたような展開を軸に、と言っても楽しいものではありません。
運命的な出会いは、確かに出会いは運命めいたものですが、謎の青年KEYとの出会いはタラレバ話に花を咲かせる独身アラサー女性に絶望を与えます。
顔は良いのですが手厳しく毒舌で、しかし彼の言葉はいちいち正論で核心を突いてきます。
タラレバと、過去の栄光と未来の妄想を織り交ぜていただけの崖っぷち3人は少しずつ現実を見つめ歩き出すのです。
読んでいて辛いという感想を多く見ますが、それでも読者は増え続け遂にはドラマ化ですので。
ただ、ネガティブな感想が聞こえてくるだけでは、こういう事にはならないでしょう。
確かに読んでいると胃が痛くなるような展開ばかりですが、救いが全くない訳ではありません。
3人にしても、いきなりタラレバがなくなる事はありませんが少しずつ、本当に少しずつですが前を向いていく姿が描かれています。