
仲人の舘です。
東京タラレバ娘の6巻は、結局、香は妊娠していなかったことが発覚するのですが、驚くことに実はバンドマンの彼氏には他にもう1人の彼女がいることがわかります。
小雪は年下既婚者の彼氏の家にお泊りすることになるのですが、彼の家族がお泊りしていた寝室にやってきて波乱の展開に。
倫子は早坂に再び惹かれはじめ、倫子と早坂はデートすることになりますが、デート場所にはKEYが待ち構えていたのです。
東京タラレバ娘も6巻まで来ると、一時の高揚感で恋愛して自分を満たそうとしてもその先に未来はないのでは、ということを示唆しているように感じます。
まさに、現代の男女の付き合いに警鐘を鳴らしていると言え、特にタラレバを繰り返しているタラレバ娘たちは自ら婚期を逃すきっかけを作っています。
タラレバ娘に登場するKEYは、上から目線でかなり口調はキツいのですが、彼の言っていることは理に適っていて、結局、彼女たちは納得せざるを得なくなるのです。
KEYの存在は、まさしく読者目線で、タラレバ娘たちにメスを入れる役割を担っていて、覚醒作用があって爽快です。
結婚したいならタラレバ言っているのではなく、もっと前向きに行動して積極的になれと言っているように聞こえます。
タラレバ言っている暇があるなら、結婚相談所にでも行って婚活する方がよほど合理的で賢明です。