
仲人の舘です。
東京タラレバ娘の原作を簡単に言うと、3人の女性が結婚を夢見ながらも、タラレバを繰り返すことで独身生活を余儀なくされます。
高い理想を掲げるだけで着実にバッターボックスに立つことをしないで、ずっと独身のままでいる3人の物語を痛快に描いています。
原作では作者の東村節さんが絶妙に色濃く反映されていて、その厳しいとも言えるメッセージが読み手の独身女性の心に突き刺さり、今ある現実を突き付けられてしまいます。
ただし、ドラマと原作ではかけ離れた部分もあり、原作ファンからは一部で苦言の嵐が吹いているようです。
東京タラレバ娘の原作ファンからよく指摘されているのが、ドラマのキャスティングへの不満で、小雪は3人の中で一番背が高いのに、背の低い大島優子さんを起用しています。
また、小雪は老け顔で大人っぽい外見なのに、可愛らしい顔立ちで童顔の大島優子さんは小雪のイメージからはほど遠く、原作ファンからは受け入れにくいのです。
原作を知らない人は違和感がないかもしれませんが、原作ファンは最初、戸惑ったでしょう。
原作は3人とも33歳なのでアラサーと呼ぶのに崖っぷちの年齢ですが、ドラマでは30歳の設定なのでハラハラできない不満もあります。
原作の33歳とドラマの30歳では結婚に対する心境が全く違い、またキャストの実年齢は3人とも28歳です。
これでは結婚に対する行き遅れ感を表すには無理があるというもので、リアリティが感じられないと突っ込みたくなります。