
仲人の舘です。
結婚は人生の墓場、とは主に男性側からの意見でしょう。
独身時代の自由さから一転して自分の時間がなくなり、結婚すれば家族に費やす時間が一気に増えます。
それだけなら新たに生まれる責任感でペイできそうなものですが、実際のところそう簡単な問題でもないようです。
我が世の春とでも言えそうな状況で、なぜ墓場などという物々しい言葉が出てくるのか、少し紐解いてみましょう。
どのような過程を経て結婚へと至ったかにもよりますが、やはり恋愛結婚からのケースが墓場の認識に近いのでしょうか。
交際時にはお相手の良いところばかりを見ようとしていて、それがいざ結婚すると同じようにはいきません。
些細なところで欠点が見え隠れし、それが積み重なってしまいます。
冷静に考えて共同生活をする訳ですから、良いところだけ見て暮らしていくなど不可能です。
結婚は人生の墓場という言葉は、半ば自ら作り出しているとも言えそうですね。
仲の良いカップルでも毎日顔を突き合わせることは珍しいですが、結婚となると共有する時間は一日の大半です。
墓場になるのか楽園になるのか、結婚するまで見えてこないようにも感じますが、全ては自分の意識ありきです。
恋愛結婚で完璧に実行するのは難しいかもしれませんが、お見合い結婚のように結婚を見据えたパートナー選びが重要になってくるでしょう。