
仲人の舘です。
両親とも既に他界している、あるいは関係が極めて劣悪という事もなければ、結婚前には顔合わせの機会があるでしょう。
昔で言う結納ですが、最近はこれを行うカップルは減少傾向にあります。
厳密にいうと結納と顔合わせでは、微妙にニュアンスが異なるのですが、あまり細かい事は気にしなくても大丈夫です。
決定的に違うポイントとしては、結納は親が主導して行われるものに対して、顔合わせは当事者である二人が主催という事になるでしょう。
感覚としては、結納をカジュアルにしたものが顔合わせです。
これといった形式や決まりごとはなく、主な目的としては食事会を通して双方の親睦を深めるものになります。
それなりにかしこまった料亭やレストランの個室で行われるのが一般的で、結婚式についても意見をすり合わせる機会となるでしょう。
結納にしろ顔合わせにしろ、結婚前に互いの両親が面会するというのが一つ大きな目的になっています。
結婚が当事者のものという認識になって久しいですが、それでも家同士の繋がりでもある事に変わりはありません。
双方が合意している形であれば、結納も顔合わせもしないという方向性も考えられます。
北海道と沖縄、といった具合に交通費だけで数万円かかる場合はどうしても躊躇ってしまいがちですからね。