仲人の舘の本気ブログ

2018-03-11 08:44:00

仲人が申す

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
仲人が申すと言ってもピンとこない人がいるかもしれませんが、ジブリの風立ちぬの場面で二郎と菜穂子の結婚式でその場面を見ることができます。
婚礼の家入の儀で、黒川の家で婚礼の儀を行う菜穂子と二郎がいて、そこで仲人の黒川夫妻が口上を述べます。
名古屋で仕事をする二郎の元に、結核療養所から抜け出してきた菜穂子が訪れ、黒川邸で婚礼の儀を上げることになるのです。
婚礼の儀には介添人が口上を述べる設定があり、それこそが仲人が申す場面になるのですが、この口上自体は宮崎駿監督が考えたオリジナルです。

新婦と灯りを持った介添人が廊下を進んで、新郎と介添人の待つ部屋の正面で口上を述べ、新婦の介添人である仲人が申します。
新郎の介添人である仲人もそれに対して申し、灯りを吹き消して障子を開け、新郎の前に新婦をお披露目するという流れです。
そのときの様子を今風の言い方に変えると、新婦の付添人である仲人は、財産もすべて捨てて体ひとつで山を降りてきた美しい乙女がここにいますが入ってもよいかと申します。
その言葉に対して新郎の付添人である仲人は、雨露がしのげる家はなく鈍感でノロマな男ですがそれでもよかったらお入りくださいと申すのです。
そして新婦の付添人は、それでは夫婦の誓いが永遠に続くことを祈りつつ、と申しながらその場面は幕を閉じます。

さすが、宮崎駿監督です。
素晴らしい発想力です。