
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
離婚すれば配偶者は他人に戻りますが、子供にとって話はそう簡単ではありません。
たとえば法定相続人としての権利を子供は持ち続けることになりますし、心理的にも親であることは変わらないでしょう。
ただ、離婚した後で別の誰かと再婚という形になると、父親ないし母親が新たに加わることになります。
それらに対しては、生来のではないという意味で義理の、義父や義母といった呼び方が使われますね。
この義父や義母といった呼び方ですが、細かく見ると更に種類が出てきます。
たとえば、父親または母親の再婚相手に対しては、義父義母といった呼び方でも差し支えないのですが、区別をする際には継父継母という呼び方がされます。
義父義母だと、たとえば結婚相手の親に対して用いる機会が多い言葉です。
実際のところ、そこまで区別して表現する機会はないので、嗜好に左右されるでしょうか。
もちろん再婚前の籍が別れる前の親に対しては、実父実母という表現が用いられます。
これは何度再婚を繰り返そうが一人一組から増えることはないので、わかりやすいですね。
さて、話を戻して実際の話し言葉としての呼び方となると、書き言葉ではお義父さんお義母さんでわかりやすいのですが、ここはニュアンスが求められます。
実の親に対する二人称とは別の読みにすることで、混乱を避けるのが望ましいでしょう。
あくまでも、区別ができればそれでいい、といったところでしょうか。