
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
縁結びといえば出雲大社を筆頭に、神社をイメージする人は多いでしょう。
わかりやすく神様が祀られていて、その神様の由来を紐解けばご利益の種類も見えてきます。
では、縁結び寺と呼ばれるところには一体何があるのでしょうか。
一見するとお寺、つまり仏教の考えと縁結びとは相性が悪いように思われますが、愛染明王に見られるようにまったく無関係ということもないのです。
愛染明王を切り口に縁結び寺を探してみると、まずは有名な京都の仁和寺が出てくるかと思われます。
世界遺産に登録されているお寺であり古典、徒然草の一節にも登場するため知名度は抜群に高いでしょう。
少し前に公開された映画で登場した、四葉のクローバー守りは、この仁和寺にあります。
歴史のあるお寺ですが新しい取り組みを積極的に行なうことでも有名ですから、一度足を運んでみるのも良いでしょう。
関東で言うと、調布にある深大寺も縁結び関連として知られています。
このことは深大寺真名縁起詞書というものに書き残されており、更に深大寺縁起絵巻として絵にもなっているのです。
深大寺を開山した満功上人の父、福満という人の恋物語について書かれたものであり、実にロマンティックな物語です。
深大寺そのものよりも、その境内にある深沙堂の方が、縁結び目的としては本命になります。