
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
結婚式の風習は国内でも場所によって変わるもので、終戦前までは日本各地にかなり個性的な結婚の儀式があったようです。
静岡で昔、行われたお見合いは実に現実的で、男性がこれと思う女性に連絡なしでこっそり訪れます。
たとえば商家なら彼女が店先で働いている姿を、そして農家なら農作業している彼女の姿をこっそりと見るのです。
普段の彼女の様子や働きぶりを観察し、この女性ならと結婚を申し込むわけで、よくよく考えてみると、とても合理的な方法と言えます。
一方的という見方もありますが、考えようによっては実に現実的で、地に足のついた結婚の儀式と言えるのかもしれません。
兵庫県には昔、寄講という習慣があり、年頃の若者のいる家庭が順番に開くもので、村内の妙齢の娘たちを家に呼んで、若い男女の交流を持たせるというものです。
驚くことにその夜は娘たちをその家に泊めたそうで、意気投合した男女は結婚の約束をするとのことです。
端的に言えば、大人が若者のために主催する合コンであり、若さに任せて女性関係で身を持ち崩さないことに鑑み、編み出された結婚の儀式なのです。
実際に若者たちはこの方法で落ち着いて効果があったようなので、現代の結婚難時代を考慮すると、若者にとって非常に合理的なシステムのようにも思えます。
自分の家でリラックスした状態で身元が確かな相手とじっくり過ごせるので、お見合いパーティの比ではない成婚率だったに違いないでしょう。