
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
ステップファミリーは、実親と連れ子(もともとの親子である)のグループ「インサイダー」に、継父・継母の「アウトサイダー」が加わる構造です。
何気ない日常生活の中にグループの壁は現れ、アウトサイダーに疎外感を与えることがあります。
同じ一つの出来事をめぐっても、インサイダーとアウトサイダーでは、それに対する考え方や、受け止め方がまるで違います。
たとえば、こんな事例があります。
学校の連絡網で回ってきた電話に、継母が「〇〇の母です」と出たのを子どもが聞いて抵抗を示しました。
継母はほとんど知らない相手に継母だということを避けただけですが、子どもは勝手に母と名乗らないで欲しい、自分の母親は実母だけと感じてしまう出来事でした。
このように初婚同士であれば、何も問題にならないことが、ステップファミリーの場合はそれぞれの感情の違いによって、難しい状況を生み出してしまします。
しかしステップファミリーでは、頻繁に起こりうることであるため、夫婦間はもちろん、親子間においても、お互いの考え方や受け止め方の違いを日頃から認め合い、フォローし合う。
またその意識を共有することが大切と言えます。