
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
実親子がこれまで当然として生活の中でしてきたことが、後から家族に加わった新しい親やきょうだいにとっては、まったくもって当たり前のことではないことが多くあります。
朝食はご飯かパンか。
おかずは一人ずつに盛られているのか、大皿を皆でつつくのか。
バスタオルは毎日洗うのか、何度か使うのか。
誕生日に飾り付けをしたりクラッカーを鳴らしたりするのか、しないか。
など…あらゆることで、お互いの「当然」が違っていることに気づくでしょう。
また、たとえば「昔から子どもが大切にしていたものを、継親に汚いからとガラクタ扱いされた」というような、子どもにとっての「当然」を継親が知らないために起こしてしまうトラブルもあるでしょう。
子どもはショックを受けますし、頭ではわかっていても、気持ちに整理がつけられないこともあります。
ここで大切なのは、お互いの「当然」が違っていることを恐れるのではなく、違っていることを前提に家族全員が生活することです。
ショックなことは多々あると思います。
しかし違っているから仕方がないと割り切ることで、意外にも前に進みやすくなるのです。
お互いの「当然」の違いを尊重しましょう。
違いに気づいたならば、お互いの「当然」のやり方や価値観について、明るく話をしましょう。
そうして、今度は新しい家族での価値観を築いていくことが重要です。