
仲人の舘です。
「お見合い」と言う言葉自体は、最近あまり聞かなくなったかもしれませんが、習慣自体は今も残ります。
結婚相談所などを通さないお見合いは、家柄が良いと目にする機会も増えてくるようです。
しかし、こう言った場合のお見合いは基本的に結婚相手を決める事のみに注目した行為であり、そこに例え当事者だろうと感情の入り込む余地はありません。
お見合いをして良いと判断すれば、数日でのプロポーズも有り得ます。
もちろん時間をかける猶予はありますが、あまり長くは待ってくれないので、一定期間で決断をしなければなりません。
お見合いにおいては、仲立人が全てを取り仕切るので、たとえお見合いの当事者同士の話、つまり交際するか否かの意思も間接的に伝える形になります。
というのは、古来より伝わる形式的なお見合いの形です。
実を言うと、結婚相談所の扱う領野にもお見合いは存在するのですが、こちらは当事者の意志が尊重されます。
仲立人は結婚相談所の仲人が務める事になり、家対家の関係図はかなり薄れているでしょう。
とは言え、お見合いの名は伊達ではなく、所々に旧来のしきたりを感じるものがあります。
そもそも結婚相談所が主体となって進めていく話なので、状況を把握しておかなければならないのです。
交際を続けるのかやめるのか、プロポーズはどうかという話も通す事になるでしょう。
ただ、お礼やら挨拶やらが省略されていると考えるだけでもかなり気楽に感じませんか。
一応、データ上の希望に沿った形でのお見合いをセッティングされるので、理想のお相手と出会える可能性が低いとは断定できません。