
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所のホームページを見ていると、住所が書かれていないケースに出会うことがあります。
「プライバシーを守るため」「来訪を避けるため」など、理由はいろいろと語られますが、利用する側からすれば少し不安に感じるのも自然です。
ここでは仲人としての経験から、住所を隠す背景と、安心して活動するために注意すべきポイントをお伝えします。
住所を隠すことが招く不安
1. 会員だけが個人情報を出す不公平さ
入会時には、会員は身分証明書や住民票、独身証明、収入証明など多くの個人情報を提出します。
にもかかわらず、結婚相談所側が所在地を明かさないのはどうしてもバランスが悪く、不安につながりやすいのです。
2.提出書類の保管場所が不明確
大切な個人情報がどこで保管されているのかがわからないのは、やはり心配な点です。
住所が明示されていれば、セキュリティや管理体制をある程度イメージできますが、非公開だと見えにくくなります。
3. トラブル時の対応が見えない
結婚相談所とトラブルが起きたとき、住所が不明だと責任の所在を確認しにくくなります。
もちろん大半の結婚相談所は誠実に運営していますが、住所非公開だと「万が一のときどうなるの?」という不安が残るのです。
住所が書かれていても注意したいケース
1. レンタルオフィス・バーチャルオフィスの可能性
住所が書かれていても、実際にはレンタルオフィスやバーチャルオフィスの住所ということもあります。
会員が安心できる拠点としての実体があるかどうか、検索してみると見えてくることがあります。
2. マンションの部屋番号が書かれていない
書かれている住所がマンションなのに、部屋番号が記載されていない場合もあります。
これは実際に結婚相談所が存在しているのか確認しづらく、不安材料になりかねません。
3. 担当者の氏名が偽名の場合も
面談のときに担当者が名刺を出すのは自然な流れです。
その際、氏名や住所が正式かどうかを確認することをおすすめします。
残念ながら、偽名を使う例がまったくないとは言えません。
安心できる相談所を選ぶためのチェックポイント
- ホームページに所在地(住所・部屋番号)が明記されている
- 名刺や契約書に同じ住所が記載されている
- 住所を検索すると実際の事務所や相談所の拠点が確認できる
- 運営者の実名・経歴が公開されている
- 電話番号が固定電話であるかどうかも目安になる
まとめ
結婚相談所にとって、会員が安心して活動できる環境を整えることは最も大切な責任です。
住所を隠すこと自体が必ずしも「悪質」とは限りませんが、利用する側にとって不安材料になるのは確かです。
大切な個人情報を預ける場所だからこそ、「この結婚相談所は誠実に運営しているか」をしっかり確認することが重要です。
まずはホームページに住所があるかをチェックし、面談時には名刺や契約書を通じて住所や氏名を確認しましょう。
さらに住所を検索してみることで、その場所が本当に拠点として存在しているかを把握できます。
結婚は人生に直結する大切な選択です。
結婚相談所選びを慎重に行うことで、安心して幸せな未来につなげることができます。