はじめに:メッセージが続かないのは珍しくない
恋愛のプロ・仲人の舘です。
婚活を始めると、多くの方が「やり取りが長続きしない」という悩みに直面します。
最初の挨拶はスムーズでも、その後に話題が途切れたり、相手の反応が淡白になったりすると、「自分に魅力がないのでは?」と不安を感じてしまうものです。
結婚相談所の仲人として数多くのケースを見てきた経験から申し上げると、これは決して珍しい現象ではありません。
むしろ、メッセージのやり取りが続かない原因にはいくつかの典型的なパターンがあり、改善のヒントをつかむことで大きく前進できます。
メッセージが続かない主な原因
1. 質問のバランスが悪い
相手にばかり質問を投げかけたり、逆に自分の話ばかりをしてしまうと、自然な会話のリズムが崩れてしまいます。
質問は「相手を知るため」に使う一方で、自分自身のことも少しずつ開示することで信頼感が生まれます。
2. 返答が短すぎる
「はい」「そうですね」「わかります」など、一言だけの返答は相手に「話を広げる気持ちがないのかな」と受け取られてしまいがちです。
短文でも「理由を添える」ことで、会話の余白をつくることができます。
3. 相手への興味が伝わらない
プロフィールを読んでいないような質問や、誰にでも通じるような定型的な会話では、相手の心に響きません。
相手の趣味や価値観に触れた言葉を選ぶことが重要です。
4. タイミングが合わない
返信の間隔が極端に長すぎると、相手の温度が下がってしまいます。
逆に早すぎるレスポンスも「余裕がない」と思われる場合があります。
婚活メッセージを続けるための改善のヒント
1. 「共通点」を軸に話を広げる
趣味、仕事観、休日の過ごし方など、共通項を見つけて話を膨らませると自然にやり取りが続きます。
例えば「映画がお好きなんですね。最近観た中で印象に残った作品はありますか?」と具体的に尋ねると相手も答えやすくなります。
2. 「次につながる一文」を意識する
メッセージの最後に「ちなみに~はどうですか?」と一言添えると、相手が返しやすくなり、会話のキャッチボールが続きます。
3. 自分の人柄をにじませる
単なる情報交換ではなく、「自分らしい視点」や「感情」を少しずつ入れることが大切です。
例えば「私も週末にカフェ巡りをするのが好きで、落ち着いた空間に癒されます」と添えると、人柄が伝わります。
4. 返信のリズムを整える
相手の返信スピードを観察し、それに近いリズムで返すことで違和感を与えません。
「早すぎず、遅すぎず」が継続の鍵です。
よくある誤解と注意点
「盛り上げ役にならなければならない」
無理に話題を提供し続けると疲れてしまいます。自然体で話しやすい相手を見極めることも大切です。
「すぐにLINEや電話に移行すべき」
相手の温度感を確かめずに急いで進めると、距離を縮めるどころか逆効果になります。
信頼関係を育む段階を踏むことが重要です。
仲人からの視点:続かない相手=縁がない場合も
経験上、「どうしても続かない」相手とは無理に関係を深めようとしないことも大切です。
メッセージが自然に続くかどうかは、相性を測る重要な指標の一つです。
むしろ、無理に会話を続けるよりも「他のご縁を大切にする」ほうが結果的に幸せに近づく場合もあります。
まとめ:メッセージは人柄を伝える大切なツール
婚活でのメッセージは、単なる文字のやり取りではなく、「お互いの人柄や価値観を知るための橋渡し」です。
- 質問と自己開示のバランスを整える
- 相手への興味を具体的に示す
- 共通点や次につながる言葉を意識する
- 相手との相性を見極める
これらを意識することで、メッセージのやり取りは自然に続き、関係は深まっていきます。
婚活の現場を数多く見てきた仲人として断言できるのは、「メッセージの質が未来のご縁を左右する」ということです。
ぜひ今日から改善のヒントを実践してみてください。