
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
お見合いの場は結婚を真剣に考える男女が出会う特別な時間です。
しかし、せっかくの出会いが思わぬ「失敗」によって次につながらないケースを多く見てきました。
多くは本人の魅力不足ではなく、ちょっとした振る舞いや準備不足によるものです。
本記事では、30代〜40代女性が婚活の現場で陥りやすいお見合いの失敗例と、その防ぎ方について、仲人としての経験をもとに解説していきます。
第一印象での失敗 ― 見た目と態度の落とし穴
お見合いで最初に評価されるのは、言葉を交わす前の「第一印象」です。
服装がカジュアルすぎる、姿勢が悪い、挨拶が小さいといった小さな要素が、大きな減点につながります。
特に30代〜40代では「落ち着き」と「清潔感」が重視されます。
シンプルで上品な服装、明るい挨拶、姿勢の良さを意識するだけで、第一印象は格段に向上します。
会話の失敗 ― 質問責めや自分語りのリスク
会話では「相手に関心を持っている」と伝えることが重要です。
しかし、質問が矢継ぎ早すぎたり、逆に自分の話ばかりになったりすると、相手に負担を与えてしまいます。
おすすめは、質問と自己開示をバランスよく組み合わせること。
「休日は何をして過ごすのが好きですか?」と聞いたら、「私は最近〇〇にハマっています」と一言添えることで自然なキャッチボールが生まれます。
話題選びの失敗 ― ネガティブな話に偏る
婚活に真剣な方ほど、お見合いの場で「結婚観」「仕事の愚痴」「過去の恋愛」などを重く語りすぎる傾向があります。
しかし初対面でネガティブな話題は避けるべきです。
相手に「楽しい時間を過ごせた」と感じてもらうことが第一歩。
趣味や旅行、日常のちょっとした楽しみを共有することで、自然な笑顔が生まれ、印象も良くなります。
態度の失敗 ― リアクション不足
相手の話に反応が薄いと「興味がなさそう」と受け取られてしまいます。
たとえ緊張していても、笑顔や頷き、相槌をしっかり入れることが大切です。
反応があるだけで相手は安心し、自分の話を受け入れてもらえていると感じます。
小さなリアクションの積み重ねが、信頼感につながります。
時間管理の失敗 ― 遅刻や終了後の態度
お見合いの遅刻は大きなマイナスです。
たとえ数分でも「約束を軽視している」と受け取られかねません。
また、終了後に感謝を伝えず立ち去ることも印象を悪くします。
開始時間より少し早めに到着し、終わりには「今日はありがとうございました」と笑顔で締めくくる。
これだけで「礼儀正しい人」という印象が残ります。
まとめ
お見合いの失敗は、特別なことではなく誰にでも起こり得る小さな行動の積み重ねから生まれます。
成功に近づくために意識したいポイントは次の通りです。
- 第一印象は服装・挨拶・姿勢で大きく変わる
- 会話は質問と自己開示のバランスを意識する
- ネガティブな話題は避け、楽しい時間を共有する
- リアクションは大きめに取り、安心感を与える
- 遅刻や礼儀の欠如は致命的なマイナス
これらを一つひとつ丁寧に実践することで、お見合いはぐっと成功に近づきます。
仲人として現場で感じるのは、「ほんの少しの工夫」が未来を大きく変えるという事実です。
次のお見合いから、ぜひ取り入れてみてください。