はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚を真剣に考える30代~40代の女性から多いご相談のひとつに、「理想の結婚相手がはっきりしない」というものがあります。
理想を漠然と抱いたまま婚活を続けると、相手選びが進まず、結果として長期化してしまうのです。
本記事では、理想を具体化するための考え方を、心理学に頼らず、仲人としての経験に基づき、専門的にお伝えいたします。
理想が漠然としていると起こる問題
婚活の現場で「優しい人」「誠実な人」「価値観の合う人」といった抽象的な理想を掲げる女性は多いですが、具体性に欠けると実際の出会いで判断ができません。
結果として「良い人だけど決められない」という状態に陥り、婚活が停滞してしまいます。
理想の整理は「条件」と「価値観」に分ける
理想の相手を考えるとき、まずは「条件」と「価値観」に切り分けることが重要です。
条件とは年齢、職業、生活環境など客観的に確認できるもの。
価値観とは結婚観や家族観、生活リズムなど日常に深く関わる部分です。
この二つを分けて整理することで、相手選びの軸が明確になります。
譲れない条件を3つに絞る
条件を細かく挙げればキリがありません。
年収、学歴、身長など、希望をすべて満たす相手は現実には少数です。
仲人の立場から申し上げると、「どうしても譲れない条件は3つ以内」に絞ることをおすすめします。
絞ることで出会いの幅が広がり、現実的な判断ができるようになります。
「価値観の一致」は具体的に言葉にする
価値観の一致は結婚生活を安定させるうえで不可欠です。
しかし「価値観が合う」とは具体的に何を指すのか、自分の中で言語化することが大切です。
たとえば「休日の過ごし方」「金銭感覚」「家族との距離感」など、生活に直結するテーマに分解すると、出会いの場で相手を見極めやすくなります。
理想を具体化するワーク
婚活がうまく進まない方には、次のようなワークを推奨しています。
- 理想の結婚生活を1日の流れで書き出す
- その中で「相手に求める行動・性格」を抜き出す
- それを条件と価値観に分類する
この作業を通して、自分が本当に大切にしたい部分と、思い込みに過ぎない部分が明確になります。
仲人のサポートが有効な理由
自分だけで理想を整理するのは難しいものです。
仲人は第三者の視点から「理想が現実的か」「優先順位が適切か」を一緒に確認できます。
また、具体化された理想をもとに紹介やサポートが行えるため、成婚に直結しやすくなります。
まとめ
「理想の結婚相手」を具体化するためには、条件と価値観を分け、譲れない条件を3つ以内に絞り込むことが重要です。
そして価値観を具体的に言葉にし、生活に直結する視点から見極めることが、迷いのない婚活につながります。
理想を形にできたとき、婚活は大きく前進します。