
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所で日々多くの女性と向き合う中で、「なぜかお見合いで断られてしまう」という相談をよく受けます。
本人に悪気はなく、むしろ丁寧で誠実な方が多いのですが、ちょっとした言動や態度が“もったいない印象”を与えてしまうことがあります。
今回は、30代~40代の婚活女性が知っておくべき「お見合いで断られやすい言動」と、その改善ポイントを具体的にお伝えします。
1. 話しすぎ・聞かなすぎ ― 自分中心な会話の落とし穴
お見合いでよく見られるのが、“会話のバランス”の崩れです。
特に女性は緊張から話しすぎてしまったり、逆に質問攻めのようにしてしまうケースがあります。
男性は「自分の話を興味を持って聞いてくれる女性」に好感を抱きます。
そのため、話す量の目安は“6割相手・4割自分”程度を意識すると良いでしょう。
また、会話のテーマも「仕事」「趣味」「休日の過ごし方」といった共通点を探す話題が効果的です。
改善ポイントは、“一問一答にならない会話”を心がけること。
「そうなんですね」「私も似た経験があります」といった“共感の橋渡し”を入れることで、自然な会話が生まれます。
2. 謙遜しすぎる・否定的な言葉が多い
謙虚な姿勢は魅力ですが、過度な謙遜はマイナス印象を与えます。
たとえば「私なんて」「全然ダメなんです」などの言葉は、相手に「自己評価が低い人」と受け取られることがあります。
また、相手の意見に対してすぐに「でも」「違います」と返す癖も注意が必要です。
本人は意見交換のつもりでも、相手には「否定された」と感じさせてしまうことがあります。
改善ポイントは、“相手の発言を一度受け止める”こと。
「なるほど、そういう考え方もありますね」とワンクッション入れるだけで、印象が柔らかくなります。
お見合いは議論の場ではなく、“お互いを理解し合う時間”であることを意識しましょう。
3. 第一印象を軽視してしまう
第一印象は、お見合いの成否を大きく左右します。
人は会って3秒で印象を判断すると言われています。
特に30代以降の婚活では、“大人の清潔感”が重要です。
服装は高価である必要はありませんが、「明るい色」「サイズ感の合った服」「シンプルなアクセサリー」を意識すると好印象になります。
また、髪や手の手入れも意外と見られています。
「細部まで整っている=生活が丁寧な人」という印象につながるのです。
改善ポイントは、仲人に“外見チェック”を依頼すること。
自分では気づかない印象のクセを、第三者の目で確認することで、短期間で印象が劇的に改善されます。
4. 「理想条件」ばかりを重視してしまう
お見合いの場で、相手の職業や年収、学歴など“条件面”に話題が偏ると、男性は一気に警戒します。
「スペックを見られている」と感じるからです。
もちろん結婚相手として条件を確認することは大切です。
しかし、お見合いの初対面では“人柄の相性”を優先した方がうまくいきます。
「この人となら話しやすい」「一緒にいて落ち着く」と思ってもらえることが、次のステップにつながるからです。
改善ポイントは、「理想条件を後回しにする勇気」を持つこと。
2回目、3回目のデートで少しずつ確認していく方が自然です。
最初は“共感”を、次に“信頼”を積み重ねることが成功の鍵です。
5. 感情表現が乏しい・リアクションが薄い
多くの男性が「話しても反応が薄い女性とは距離を感じる」と言います。
たとえ丁寧な受け答えをしていても、笑顔や相づちが少ないと“冷たい印象”になってしまいます。
特に真面目な女性ほど、「品を保とう」と思うあまり、感情表現を控えてしまいがちです。
しかし、お見合いの場では“安心感”や“温かさ”が重要です。
改善ポイントは、「笑顔」と「目線」。
会話の中で自然に微笑むだけで、場の空気が柔らかくなります。
リアクションも少し大きめを意識すると、相手が「もっと話したい」と感じやすくなります。
無理な演技ではなく、“感じたままを素直に出す”ことが魅力になります。
6. 仲人を「利用」ではなく「協働」する意識を持つ
最後に、多くの女性が見落としがちなポイントがあります。
それは「仲人を使う」のではなく、「仲人と一緒に進める」という意識です。
仲人は、あなたの婚活を俯瞰的に見て、相手の反応も把握しています。
その情報をうまく活用することで、次のチャンスを最大化できます。
「断られた理由」を正面から聞くのはつらいかもしれませんが、そこにこそ改善のヒントがあります。
改善ポイントは、フィードバックを“受け止める力”を持つこと。
うまくいかなかった理由を知ることは、次の成功への投資です。
仲人は“厳しいけれど味方”。
その信頼関係が築けたとき、あなたの婚活は確実に前に進みます。
まとめ
お見合いで断られやすい女性には、共通した傾向があります。
それは、本人が気づかない“小さなズレ”の積み重ねです。
しかし、言動を少し見直すだけで、印象は驚くほど変わります。
会話のバランス、謙遜の度合い、外見の整え方、そして仲人との連携。
この4つを意識するだけで、“選ばれる側”から“選ぶ側”へと変わっていけます。
お見合いは、あなたの魅力を伝える第一歩。
一度の出会いを“学び”に変え、次につなげていきましょう。