はじめに

恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談を受けていると、「どうしてあの人はすぐに結婚できたのに、私はなかなか決まらないのか」と嘆く女性は少なくありません。
実は、婚活がうまくいく人とそうでない人には、明確な違いがあります。
それは「魅力」や「条件」よりも、もっと根本的な“考え方と行動の習慣”です。
今回は、30代・40代の独身女性に向けて、結婚できる人と遠ざかる人の違いを、仲人の経験から専門的に解説します。

 「結婚できる人」は現実を理解し、「遠ざかる人」は理想を追う

結婚できる人は、「理想」と「現実」を冷静に見極めています。
一方、結婚が遠ざかる人ほど、「理想の条件」や「完璧な恋愛像」にこだわりがちです。
「年収600万円以上」「身長175cm以上」「価値観が完全に一致」など、条件を重ねるほど、該当者は減少します。
しかし、婚活市場は「理想を叶える場所」ではなく、「現実の相性を見つける場所」です。
結婚できる人は、自分に合う“心の安心”を大切にし、現実的な選択ができます。
理想を下げるというより、「自分が本当に大切にしたい価値観」に焦点を絞っているのです。

「結婚できる人」は行動が早く、「遠ざかる人」は考えすぎる

結婚相談所で見ていると、成婚が早い人の共通点は「行動力」です。
気になる相手がいれば積極的に会い、相手からの連絡にも即レス。
気持ちの流れを止めず、関係を育てる努力を怠りません。
一方、結婚が遠ざかる人は「もう少し考えてから」「忙しいから来月に」と先延ばしにしがちです。
婚活において“行動の速さ”は、出会いの数やタイミングを左右します。
縁は「考える人」より「動く人」に巡ってくる―これは仲人として確信していることです。

「結婚できる人」は素直で、「遠ざかる人」は自分ルールが多い

仲人として感じるのは、素直な女性ほど早く結婚するという事実です。
アドバイスを素直に受け止め、行動に移せる人は成婚が早い。
一方で、「私はこういうタイプだから」「そんな男性は苦手」と自分の価値観を固めすぎている人は、チャンスを狭めています。
素直さとは「相手に合わせる」ことではなく、「違いを理解する柔軟さ」です。
婚活は、自分のルールを守ることより、相手と調和する力が求められます。

「結婚できる人」は相手を尊重し、「遠ざかる人」は評価する

結婚が近い人は、相手を“採点”ではなく“尊重”の目で見ます。
「こうしてくれて嬉しい」「こういう考え方もあるんだ」と、相手の行動や考え方を素直に受け取る姿勢がある。
逆に、結婚が遠ざかる人は、相手を評価軸で見てしまいます。
「LINEの返信が遅い」「話がつまらない」「リードしてくれない」―このような“減点方式”が癖になっている人は要注意です。
恋愛も結婚も、“相手の良いところを見つける習慣”から始まります。

「結婚できる人」は目的が明確で、「遠ざかる人」は曖昧

婚活で結果を出す人は、「なぜ結婚したいのか」が明確です。
「一緒に支え合う人生を送りたい」「温かい家庭を築きたい」といった目的意識を持っています。
一方で、結婚が遠ざかる人は、「周りがしているから」「なんとなく不安だから」といった動機が多い。
目的が曖昧なままでは、相手選びの軸も定まりません。
婚活とは、“自分の生き方”を見つめるプロセスでもあります。
「自分はどんな未来を望むのか」を明確にすると、出会う相手も自然と変わっていきます。

仲人から見た「結婚を引き寄せる人」の共通点

成婚が早い女性に共通しているのは、「感謝と笑顔を忘れない人」です。
婚活では、思い通りにならないことも多い。
それでも「ご縁がある人に出会うまでの過程」と前向きに受け止め、感謝を持って行動できる人は不思議と良縁に恵まれます。
結婚は、“条件の一致”よりも“心の姿勢の一致”です。
仲人として数多くのカップルを見てきましたが、最終的に幸せな結婚を掴むのは、いつも「素直に笑える人」でした。

まとめ

結婚できる人と遠ざかる人の違いは、スペックや運ではありません。
「現実を受け入れ、行動し、素直で、感謝を忘れない」―この4つが婚活成功の鍵です。
結婚は“結果”ではなく“プロセス”。
自分を磨き、周囲と調和しながら進むその過程が、最終的にあなたを幸せへ導きます。
焦らず、自分らしく歩み続けましょう。