はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所に長年携わっていると、「なぜかすぐに選ばれる女性」と「なかなか選ばれない女性」の違いが、はっきりと見えてきます。
見た目の問題でも、年齢のせいでもありません。
むしろ、根本的な違いは「出会い方」や「相手との向き合い方」にあります。
今回は、年間1000件以上の婚活相談に携わる立場から、その“決定的な違い”を具体的にお話しします。
選ばれる女性は「自分を演出」していない
婚活で選ばれる女性は、「飾らない自然体」の中に魅力があります。
彼女たちは、自分を良く見せようとするよりも、「相手と心地よく時間を過ごすこと」を優先しています。
例えば、お見合いの席で「私は料理が得意で家庭的です」とアピールする女性よりも、自然に会話を楽しんでいる女性の方が印象に残ります。
男性が求めているのは、“良い条件の女性”ではなく、“一緒にいると落ち着く人”です。
その違いを理解している人ほど、選ばれやすくなるのです。
一方で、選ばれにくい女性は、「良い印象を与えよう」と意識しすぎる傾向があります。
その結果、表情や言葉に“計算”がにじみ出てしまい、距離を感じさせてしまうのです。
「選ばれない女性」が陥る3つの共通点
選ばれにくい女性には、明確な傾向があります。
それは、性格や美しさではなく、行動のパターンにあります。
- 相手を“面接官のように”見てしまう
条件をチェックする意識が強く、「この人は年収が」「この人は身長が」と、相手を査定してしまう。
男性はそれを敏感に感じ取り、「この人は僕自身を見ていない」と感じます。 - “自分が選ばれる”ことに意識が向いていない
「私はこういう男性がいい」と主張するのは悪くありませんが、同時に「相手から見て自分はどう映るか」を考える必要があります。
自分が“選ばれる側”でもあるという意識が薄い人は、婚活が長引きやすい傾向にあります。 - 出会いの場を“結果を出す場所”にしてしまう
お見合いや交際を“判断の場”にしてしまうと、相手に圧を与えます。
選ばれる女性は、出会いの時間を“関係を作るきっかけ”として捉えています。
選ばれる女性が実践している「3つの姿勢」
逆に、短期間で真剣交際に進む女性には共通点があります。
それは、外見でも学歴でもなく、関係を築く姿勢です。
- 「相手を知る」前に「自分を見せる」
相手の評価を待つのではなく、まず自分の考え方や価値観を素直に伝える。
そうすることで、相手は安心して心を開きます。 - 「相手の良さ」を口に出して伝える
婚活では、お互いに緊張しています。
そんな中で「話しやすいですね」「その考え、素敵ですね」と言える人は強い。
男性は“認められた”と感じると、一気に距離を縮めてきます。 - 「断られても自分の価値が下がらない」と知っている
断られた経験を“否定”ではなく“経験”として受け止める女性は、余裕があります。
その余裕がまた、次の出会いでの魅力につながっていくのです。
結婚相談所での「選ばれる」はゴールではない
婚活の目的は、“相手を見つけること”ではなく、“人生を共にできる人と関係を築くこと”です。
つまり、「選ばれる」ことはスタートラインに過ぎません。
選ばれる女性は、出会いの段階から「この人とどう生きていけるか」を考えています。
一方で、選ばれにくい女性は「この人は私を満たしてくれるか」という視点に偏りがちです。
恋愛も結婚も、相互作用です。
相手を幸せにしようとする姿勢こそが、長く続く関係を作ります。
結婚相談所の現場では、この“視点の違い”がそのまま結果に現れます。
仲人から見た「婚活成功者の共通点」
長年の経験から、短期間で成婚に至る女性たちには、明確な共通点があります。
- 相手に期待しすぎない
現実的な目で相手を見ています。理想は持ちつつも、完璧を求めません。 - 仲人を信頼している
婚活がスムーズな人ほど、仲人の助言を素直に取り入れています。
婚活は一人で完結しない。プロの目線を借りることで、客観性が保たれるのです。 - “選ばれる”よりも“選び合う”意識を持っている
自分の幸せを、相手任せにしていません。
相手をリードしようとする前に、関係を一緒に作ろうとします。
結婚相談所で「印象に残る女性」の特徴
数多くの会員と接してきた中で、「この人は忘れられない」と感じる女性がいます。
それは見た目の美しさではなく、感情の伝え方に理由があります。
例えば、お見合いの終わりに「今日はありがとうございました。とても話しやすかったです」と一言添えるだけで、印象は大きく変わります。
それは形式的なお礼ではなく、“相手との時間を大切にしている”というメッセージになるからです。
男性は理屈ではなく「心地よさ」で女性を選びます。
この“心地よさ”を与えられる女性こそ、最終的に選ばれるのです。
まとめ
選ばれる女性と選ばれにくい女性の違いは、外見や条件ではなく「相手との関わり方」にあります。
自然体で、誠実に、そして余裕を持って相手と向き合う。
婚活は競争ではなく“共創”です。
自分を良く見せる努力よりも、“相手と良い関係を作る努力”が何倍も価値があります。
結婚は、「選ばれた瞬間」ではなく、「信頼が積み重なった結果」なのです。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








