はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
日々、多くの会員の方々のお見合いや交際のサポートをしていると、興味深い共通点が見えてきます。
それは「交際が続く人」には、明確な行動の特徴があるということです。
性格や容姿よりも、「どう行動しているか」で結果が大きく変わります。
今回は、心理学的な分析ではなく、実際の現場で1,000件以上のお見合いを見てきた仲人として、“交際が続く人”に共通する3つの行動習慣をお伝えします。
1. 「好かれるより、感じのいい人」を目指す
お見合い直後に交際が続く人の多くは、「好かれよう」としていません。
代わりに、「感じのいい人でいよう」と心がけています。
好かれようとすると、言葉や表情が“計算的”になります。
相手の反応に敏感になりすぎて、自然さを失ってしまうのです。
一方で、「感じのいい人でいよう」とする人は、会話の流れに柔軟です。
自分をよく見せるより、相手が話しやすい空気を作ることを大切にします。
お見合いでの印象とは、“完璧さ”ではなく“心地よさ”が決め手です。
相手の記憶に残るのは、「また話したいと思えた人」なのです。
2. 「テンポの合う会話」を意識する
交際が続くかどうかは、話の内容よりも“テンポ”が重要です。
相手の話すスピードや間の取り方に合わせることは、心理的距離を縮める大きな要素になります。
お見合いでよくある失敗は、「沈黙が怖くて話しすぎてしまう」こと。
相手が話そうとしているタイミングを奪ってしまうと、印象はどうしても軽くなります。
交際が続く人は、沈黙を“気まずい時間”ではなく、“相手が考えている時間”として受け止められる人です。
自然な間を尊重できることが、結果的に「落ち着いた印象」につながります。
これは特に、30代~40代の大人の恋愛においては決定的な魅力です。
3. 「相手の良さを見つけて言葉にする」
お見合いの場では、相手の欠点ではなく“良い部分”を積極的に見つける姿勢が重要です。
そして、それを自然に言葉にできる人は、交際が続きやすい傾向があります。
「素敵ですね」「そういう考え方、好きです」など、短い一言でも構いません。
褒めるというより、“気づいて伝える”ことが大切です。
多くの人は、相手に対して感想を心の中で止めてしまいます。
しかし、伝わらなければ意味がありません。
相手は「自分を見てくれている」と感じた瞬間に、あなたへの関心を高めます。
小さな気づきを口にできる人ほど、関係は長く、深く続いていくのです。
行動の積み重ねが「安心感」を生む
お見合い後、初回デート、2回目、3回目と続く中で、信頼を築く最大のポイントは“安心感”です。
安心感とは、「この人はブレない」という印象です。
返信が早い、約束を守る、言葉が一貫している―これらは小さなことですが、信頼関係を支える基盤になります。
反対に、テンションや態度が回によって変わる人は、相手に「不安定さ」を感じさせます。
交際が続く人ほど、安定した行動を淡々と繰り返しています。
恋愛を特別な“イベント”ではなく、“日常の延長”として捉えている人ほど、結果的に結婚へとつながっていくのです。
成功する人は「焦らない」
交際が続かない人の特徴に、「次の段階を急ぎすぎる」傾向があります。
「次は手をつなぐ?」「どこまで進展すればいいの?」といった思考が前に出ると、相手との距離を詰めすぎてしまいます。
交際が続く人は、関係を“進める”よりも“育てる”意識で向き合います。
会話の中で相手を理解し、小さな信頼を積み重ねていくこと。
それが結果として、自然な関係の深まりにつながります。
焦らず、丁寧に関係を築く姿勢こそ、最も強い恋愛スキルです。
仲人として見てきた「3つの行動習慣」まとめ
- 感じのいい人でいようとする — 「好かれよう」としない自然さが信頼を生む。
- テンポの合う会話を心がける — 無理に話さず、相手のリズムを尊重する。
- 相手の良さを言葉にする — 見て、感じて、伝えることが関係を深める鍵。
恋愛は、特別な人と出会うことよりも、“普通の関係を続けられる力”の方が大切です。
お見合い後の行動こそ、あなたの魅力が最も表れる場面。
一つひとつの行動を丁寧に重ねていくことが、幸せな未来への最短ルートなのです。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








