はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
「真剣に婚活しているのに、なぜかうまくいかない」—結婚相談所で活動している女性の中には、そう感じている方が少なくありません。
プロフィールも丁寧に作り、服装や話し方にも気を配っているのに、なぜか交際が続かない。
実はそこには、婚活を難しくしてしまう“思い込み”や“勘違い”が潜んでいることが多いのです。
本記事では、現場の仲人として多くの女性を見てきた経験から、うまくいかない原因と改善のヒントをお伝えします。
「条件の良い人=幸せになれる」という思い込み
婚活を始めると、どうしても「条件」で相手を判断してしまいがちです。
学歴、年収、身長、職業など、数値化できる条件は安心材料になります。
しかし、条件が整っている人が“良い夫”になるとは限りません。
例えば、年収が高くても家庭を顧みないタイプや、外見が理想的でも感情表現が乏しいタイプもいます。
条件だけで相手を選ぶと、結婚後に「思っていたのと違う」と感じるケースも少なくありません。
本当に大切なのは、“一緒にいて心地よいかどうか”。
条件の裏にある“人間性”や“誠実さ”を見極める目が、良縁を引き寄せる鍵になります。
「選ばれること」ばかりを意識してしまう
婚活の場では、どうしても「男性に好かれるかどうか」を気にしてしまいます。
確かに第一印象や見た目の印象は大切です。
しかし、“好かれる”ことに偏りすぎると、自分を見失ってしまう危険があります。
相手に合わせすぎて疲れてしまったり、自分らしさを隠してしまうと、いざ交際が進んだ時にギャップが生まれます。
結婚生活は「素の自分」で過ごす時間の連続です。
「自分が幸せを感じられる相手か」という視点を忘れずに持つことが、長続きする関係を築く第一歩です。
「まだ運命の人が現れていないだけ」と思ってしまう
婚活が長引く理由の一つに、「まだ理想の人がいない」と思い続けてしまうパターンがあります。
もちろん、誰にでも“ご縁のタイミング”はあります。
しかし、理想の相手を待ちすぎることで、実はチャンスを逃しているケースも多いのです。
多くの成婚女性に共通するのは、「相手の良さを探そう」とする柔軟な姿勢。
初対面ではピンとこなかった相手でも、会話を重ねるうちに価値観の近さや優しさに気づくことがあります。
「理想の人がいない」のではなく、「理想の見つけ方を変える」ことが、婚活を前進させる鍵なのです。
「結婚相談所に入れば自然と出会える」という誤解
結婚相談所は、結婚を真剣に考える男女が出会う場所です。
しかし、「入会すれば誰かが見つかる」という受け身の姿勢では、なかなか結果は出ません。
婚活は“活動”です。
自ら動き、出会いを重ねていく中で、相性を確かめていくことが大切です。
仲人の立場から見ても、うまくいく方ほど「積極的」です。
申し込みを自分から行い、フィードバックを素直に受け止め、次に活かしています。
つまり、結婚相談所は“出会いのスタート地点”であり、“自分磨きと成長の場”でもあるのです。
「アドバイザーの意見=正解」と思いすぎる
結婚相談所では仲人やカウンセラーのサポートを受けますが、すべての助言が“自分にとっての正解”とは限りません。
仲人は多くの事例を知る経験者ですが、あなたの人生を決めるのはあなた自身です。
アドバイスは“参考”にとどめ、自分の感情や直感を大切にしましょう。
逆に、アドバイザーの意見を全く聞かないのも問題です。
大切なのは「自分の意思を持ちつつ、客観的な意見を取り入れる」バランス。
この柔軟さが、婚活の成功を大きく左右します。
「自分には欠点があるからうまくいかない」と思い込む
婚活がうまくいかないと、「自分に何か問題があるのでは」と落ち込んでしまう方もいます。
しかし、婚活は“相性の積み重ね”です。
誰かに断られたからといって、あなたの魅力が低いわけではありません。
仲人として感じるのは、「自己肯定感が高い人ほど良縁を引き寄せる」ということ。
前向きに活動している人は、自然と表情が柔らかくなり、相手に安心感を与えます。
婚活は“欠点探し”ではなく、“自分の魅力を再確認する場”と捉えることが大切です。
まとめ
結婚相談所でうまくいかない原因は、実は「相手」ではなく「思い込み」にあることが多いものです。
条件・理想・受け身・自己評価——これらの“勘違い”を一つずつ手放すことで、婚活は驚くほどスムーズに進みます。
大切なのは、「完璧な人」を探すのではなく、「お互いを認め合える関係」を築くこと。
恋愛のプロとして、あなたの婚活が心豊かで前向きなものになるよう、これからも応援しています。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








