はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
婚活において「プロフィール」は、あなたを最初に知ってもらうための“自己紹介の名刺”です。
ところが、多くの女性がこのプロフィールで「もったいない失敗」をしています。
それは、アピールのつもりが「選ばれにくい印象」を与えてしまっているケースです。
今回は、私の仲人経験をもとに、成婚率を上げるプロフィールの書き方について、専門的な視点からお話しします。
プロフィールは「選ばれるため」ではなく「共感されるため」に書く
婚活プロフィールの目的を誤解している方が多いです。
「自分をよく見せる」ことが目的ではなく、「自分を理解してもらう」ことが本来の目的です。
相手は、完璧な人を求めているわけではなく、「自分と合う人」を探しています。
そのため、重要なのは「共感を得る表現」です。
例えば、「家庭的で明るい性格です」と書くよりも、「休日は自炊を楽しみながら新しいレシピを試しています」と具体的に書く方が、印象に残ります。
日常の一コマを通じて、相手にあなたの人柄が伝わるようにしましょう。
成婚につながるプロフィールに書くべき内容
- 「普段の生活」や「価値観」が伝わるエピソード
婚活では、特別な出来事よりも、日常の中での価値観の一致が重視されます。
「朝は早起きして散歩をするのが日課」や「家族との時間を大切にしている」といった具体的な生活感のある内容が、相手の共感を得やすいです。 - 「結婚観」を自然に織り交ぜる
「結婚後は互いを支え合える関係を築きたい」「家事は分担しながら協力したい」など、理想の結婚像をさりげなく伝えると、真剣度が伝わります。 - 「感謝・思いやり」が感じられる表現
「人の良いところを見つけるのが得意」「周囲への感謝を大切にしています」といった姿勢は、長期的な関係を望む相手にとって好印象です。
書かない方がいい内容・逆効果になる表現
- ネガティブな経験・条件の強調
「過去の恋愛で傷ついた」「真面目な人でないと無理」など、否定的な言葉は避けましょう。
真面目さを伝えたい場合も、「穏やかで誠実な方と出会いたい」といった柔らかい表現に置き換えると印象が格段に良くなります。 - 理想条件の羅列
「年収○○以上」「長男以外」「実家が遠い方」などの条件を並べると、選択の幅を自ら狭めてしまいます。
条件ではなく、「共に成長できる関係を築きたい」といった“関係性”を基準に書くことが大切です。 - 抽象的で印象に残らない言葉
「優しい」「明るい」「楽しい」など、誰でも使う言葉は印象に残りません。
「友人からは聞き上手と言われる」「初対面でも自然に会話ができる方です」など、実体験をもとに表現すると信頼性が増します。
仲人が見てきた「成婚者のプロフィール」に共通する特徴
成婚に至る方のプロフィールには、いくつかの共通点があります。
第一に、「自分を飾らず、自然体」で書かれていること。
そして、「相手に対する思いやりの姿勢」が文章から伝わることです。
さらに、「一文一文に温度感」がある。
機械的にまとめた文章ではなく、自分の言葉で語られているかどうかが大きな差になります。
婚活は、相手の条件を探す作業ではなく、「人としての温かさを伝えるプロセス」なのです。
プロフィール写真との整合性も重要
文章だけでなく、写真とのバランスも非常に大切です。
例えば、「明るく朗らかな性格」と書いているのに、写真が真顔では印象にズレが生じます。
服装や表情も、あなたのプロフィール文とトーンを合わせましょう。
写真は「完璧さ」よりも「自然さ」。
プロの撮影でも、緊張感よりも柔らかな表情を意識することで、プロフィール全体の印象が格段に良くなります。
まとめ
婚活のプロフィールは、相手に「あなたという人を知ってもらうための第一歩」です。
書くべきは「自分をよく見せる文章」ではなく、「一緒にいたいと思ってもらえる人柄の表現」。
そして、避けるべきは“条件の押し付け”や“自己完結的なアピール”です。
あなたの言葉で、等身大の魅力を伝えることが、成婚への最短ルートです。
仲人として数多くの成婚を見てきた私が断言できるのは、誠実に自分を表現できる女性ほど、理想のパートナーを見つけやすいということ。
ぜひ、今日からあなたのプロフィールを見直してみてください。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








