はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
マッチングアプリでの婚活は、今や30代女性にとっても一般的な出会いの手段になりました。
しかし、アプリ婚活がうまくいかない理由の多くは「プロフィール」にあります。
「写真も文章も頑張っているのに、なぜかいいねが来ない」「マッチングしても続かない」─それは、あなたの魅力が伝わっていないのではなく、“伝わり方”に落とし穴があるのです。
今回は、仲人として数多くの婚活サポートを行ってきた経験から、アプリ婚活で結果を出すために知っておくべきプロフィールの注意点を解説します。
プロフィールは“選ばれる”より“選ばせる”視点で作る
多くの女性が、プロフィールを「自分を良く見せるためのもの」と考えています。
しかし、成功している女性の多くは、「相手が選びやすいプロフィール」を作っています。
つまり、“選ばれる”よりも“選ばせる”視点が重要です。
男性は、「自分との相性がイメージできる女性」に惹かれます。
完璧な印象よりも、「この人となら落ち着けそう」「一緒にいる自分を想像できる」と思わせることがポイントです。
プロフィールは自己PRではなく、“相手が安心できる材料”を提示する場と捉えましょう。
写真の落とし穴──「盛りすぎ」「無表情」「距離感」
アプリ婚活で最も重要なのが、プロフィール写真です。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
特に30代女性に多いのが、3つの共通パターンです。
- 盛りすぎ写真
加工しすぎたり、実物とかけ離れた写真を使うと、実際に会ったときのギャップで信頼を失います。
「綺麗に見せる」よりも、「会ったときに違和感がない」ことを重視しましょう。 - 無表情の写真
真顔で写ると「話しかけにくそう」と思われます。
笑顔が自然に出ている写真を選びましょう。
特に“目元の柔らかさ”が印象を大きく左右します。 - 距離感のない写真
自撮りのアップ写真や過度な露出は、“自己中心的な印象”を与えることがあります。
友人に撮ってもらう、または自然光で屋外撮影した写真が好印象です。
写真は「誠実さ」「温かさ」「自然体」を感じさせるものであることが理想です。
自己紹介文の落とし穴──「立派すぎる」「曖昧すぎる」
プロフィール文の書き方にも、注意すべきポイントがあります。
30代女性がやってしまいがちなのは、“立派すぎる自己紹介”と“曖昧すぎる内容”です。
立派すぎる例
「仕事には誇りを持っており、常に努力を欠かしません。真面目で誠実な人を求めています。」
→文章としては立派ですが、相手に「隙がなさそう」「話しにくそう」という印象を与えがちです。
曖昧すぎる例
「いい出会いがあれば嬉しいです。よろしくお願いします。」
→印象に残らず、会話のきっかけも作れません。
理想は、「具体的で柔らかい表現」です。
例えば、「週末はカフェで本を読んだり、美術館を巡ったりしています。穏やかな時間を大切にしている方と出会えたら嬉しいです」といった一文があると、男性が“価値観の近さ”を感じやすくなります。
プロフィール文は、誠実さと人間味の両方を伝えるツールです。
「条件」ばかり書くと距離ができる
アプリ婚活では、「年収」「身長」「学歴」など条件を明確にしている人も多いでしょう。
しかし、プロフィール内で条件を強調しすぎると、「この人は減点方式で相手を見ている」と受け取られかねません。
特に男性は、“条件を満たしていない自分”を想像した瞬間に、アプローチを控えます。
婚活は、“出会いの入口を広げること”が結果につながります。
条件を並べる代わりに、「こんな価値観の人と出会いたい」と表現するほうが効果的です。
例えば、「穏やかで、一緒に笑って過ごせる関係を築ける方に出会えたら嬉しいです」と書くだけで、印象が柔らかくなります。
「仕事」の書き方で印象が変わる
30代女性のプロフィールでよく見かけるのが、仕事についての書き方が硬すぎるケースです。
例えば、「営業職をしています」「事務職です」とだけ書かれていると、相手には仕事の内容も、あなたの性格も伝わりません。
仕事は、あなたの人となりを感じさせる大切な要素です。
「人と関わることが多く、日々刺激を受けています」
「数字を扱う仕事ですが、プライベートではアートや自然が好きです」
といった一文を加えることで、あなたの人柄に“温度”が加わります。
仕事を“自分の魅力を伝える素材”として活かすことが、印象を深めるコツです。
「ネガティブワード」を入れない
プロフィールで避けたいのが、「過去の失敗」「疲れ」「焦り」を感じさせる言葉です。
例えば、「婚活に疲れました」「なかなか良い出会いがありませんが、頑張ります」といった一文。
共感を得られそうですが、初対面の相手には“重さ”として伝わります。
プロフィールは、出会いの“入口”です。
マイナスの印象を残す言葉は使わず、「これからの出会いを楽しみにしています」といった前向きな表現で締めくくるのが理想です。
文章に“未来への期待感”を込めることで、相手に「この人と話してみたい」と思わせる効果があります。
「正直さ」と「控えめさ」のバランス
婚活アプリでは、“正直であること”と“控えめであること”のバランスが大切です。
例えば、自己PRで「周囲からはよくしっかりしていると言われます」と書くと良い印象ですが、「しっかりしているのでリードしてくれる人がいいです」と続けると、やや上から目線に受け取られることもあります。
文章の“トーン”は、読み手に想像以上の影響を与えます。
「私はこんな人です」と断定するより、「〇〇なところがあると思います」「〇〇な方に惹かれます」と、余白を残す表現を心がけると、親しみやすさが増します。
マッチング率を上げる“見直しタイミング”
プロフィールは、一度作って終わりではありません。
3〜4週間ごとに“反応の変化”を確認し、改善を重ねることが大切です。
例えば、いいね数が減った場合は、写真を1枚変えるだけでも印象が変わります。
また、マッチングはするのにメッセージが続かない場合は、プロフィール文が「距離を縮めにくい」内容になっている可能性があります。
定期的な見直しは、婚活の“PDCA”です。
感覚ではなくデータで判断することが、結果につながります。
まとめ
マッチングアプリでの婚活は、プロフィール次第で結果が大きく変わります。
“良く見せる”よりも“伝わる”プロフィールを意識することが、成功の鍵です。
盛りすぎない写真、柔らかく具体的な自己紹介文、前向きで人間味のある表現。
この3点を押さえるだけで、印象は確実に変わります。
婚活アプリは“プロフィールの競技”といっても過言ではありません。
あなたの魅力を誤解なく伝えることが、理想の出会いへの第一歩です。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








