はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所での活動において、プロフィール文は「最初の出会い」を担う非常に重要な要素です。
お見合いに進むかどうかの判断は、あなたと直接会う前、つまり画面上の情報だけで決まります。
その中でも文章は、「どんな価値観を持ち、どんな人生を歩んできた人なのか」を相手に伝える唯一の手段です。
今日は、心理学に頼り切らず、現場経験から導いた“選ばれるプロフィール文”の作り方をお伝えします。
プロフィール文は「就職活動の自己PR」とは全く違う
婚活プロフィールは、仕事の能力を評価する文書ではありません。
しかし多くの女性が、ビジネス用の自己紹介の延長で文章を作りがちです。
例えばよくある文:
「真面目で責任感があり、仕事に一生懸命です」
確かに良いことですが、「それで、どんな女性?」という印象のまま終わります。
婚活で相手が知りたいのは、
- 一緒に過ごすとどんな気持ちになれそうか
- 人生観は自分と合いそうか
- 家庭を築く未来が想像できるか
この3点です。
能力や性格の「正しさ」で勝負する場所ではありません。
「安心できそう」「楽しく暮らせそう」
これが伝わる文章が、選ばれるのです。
「具体」と「感情」を入れるだけで魅力は伝わる
プロフィール文が硬くなりすぎる原因、それは 体験ではなく属性で語ってしまうからです。
属性の例:
「旅行が好きです」
体験+感情にすると:
「海外の街を散歩するのが好きで、異国の香りや色彩に触れるとワクワクします」
同じ“旅行好き”でも、後者のほうが
- その人の価値観
- 感情の動き
- 一緒に楽しむ未来
が鮮やかに伝わります。
人は「感情が動く文」に惹かれます。
感情を入れることは恥ずかしい、と言う人もいますが、
結婚相手は あなたの感情の温度を知りたいのです。
男性の検索に引っかかる「言葉」を知る
婚活サイトでは、検索の可否が命運を分けます。
つまり、ただ素敵な文章を書くのではなく、
“男性が検索する言葉”を含めることが非常に重要です。
特に検索されやすい言葉の例:
- 料理(作る内容、得意メニューも)
- 健康(運動習慣、食生活)
- 家族観(実家との関係性ではなく価値観)
- 休日の過ごし方(誰と過ごしたいか)
「料理をします」では弱く、
「旬の食材を使った料理を作るのが好きで、健康を大切にしています」
これだと検索にも引っかかりやすく、好印象です。
男性は「家庭像」を想像できる情報があると、行動が早くなります。
禁止すべきNGワードとNG構成
プロフィールには、避けるべき内容があります。
それは、相手の不安を呼ぶものです。
代表例:
- 「仕事が忙しくて出会いがなく…」
- 「周りの友人が結婚して焦り…」
- 「恋愛経験が少なく…」
これらは悪いことではありません。
しかし、文章にすると相手はこう解釈します。
「依存されるかも」
「ネガティブかもしれない」
ネガティブな理由を説明する必要はありません。
未来の話にフォーカスすべきです。
また、構成のNG例としては
- 経歴の羅列
- 形容詞ばかり
- 結論がない
この3つは必ず避けましょう。
プロ仲人が採用する「黄金構成」
私は会員様全員のプロフィール文を添削していますが、
高確率でお見合いにつながる書き方には、ある共通の型があります。
- 自己紹介+価値観
- 普段の生活がイメージできる具体例
- 結婚後に大切にしたいこと
- 短く、明るい締め
この構成なら、情報が偏らず、魅力が立体的に伝わります。
文章は長ければ良いわけではありません。
むしろ短く整った文章の方が、
「伝える力が高い女性」と評価されます。
まとめ
プロフィール文はただの紹介文ではありません。
結婚相談所での活動では、
「あなたと会いたい」と思わせるための営業戦略です。
今日お伝えしたポイントは、
- 「就活文」は捨てる
- 具体と感情を入れる
- 検索される言葉を盛り込む
- 不安を煽る表現は避ける
- 黄金構成で魅力を整理する
プロフィール文が変われば、
「選ばれる未来」が始まります。
文章ひとつで出会いの数は劇的に変わります。
ぜひ、次の見直しのタイミングで取り入れてみてください。
あなたの魅力が正しく伝わり、
理想のパートナーに出会えることを願っています。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








