はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
婚活パーティーは、短時間で複数の男性と出会える効率的な場です。
しかし、実際には「知らないうちに誤解を与えてしまい、チャンスを逃している女性」が多く存在します。
本人に悪気はなくても、男性側からは「距離がある」「興味がない」と見えてしまう行動があるのです。
今回は、私が仲人として数多くの参加者を見てきた経験から、誤解されやすいNG行動と、その改善方法を専門的に解説します。
無意識の「防御姿勢」が距離を生む
初対面で緊張すると、人は無意識に自分を守ろうとします。
例えば、腕を組む、荷物を身体の前で抱える、背もたれに寄りかかり腕を引くなど。
こうした姿勢は、言葉にせずとも
「近づかないでください」
という印象を与えてしまいます。
対処法はシンプルです。
- 体は相手へ少し傾ける
- 手はテーブルの上に出す
- 相づちを丁寧に打つ
ほんの数センチの姿勢の違いで、男性の受け取り方は大きく変わります。
「一問一答の会話」は面接のような印象に
会話を続けようと必死になると、質問攻めのようになってしまうことがあります。
例:
「ご趣味は?」
「休みは何を?」
「好きな食べ物は?」
これでは男性は、
「評価されているのかな…?」
と身構えます。
改善策は、質問に自分の話を添えることです。
「カレーがお好きなんですね。私もスパイスカレーをよく食べに行きます。」
これだけで会話は 共同の体験 を生み、親近感が高まります。
プロフィール否定は好印象を一瞬で壊す
会話中につい言ってしまいがちなNGワードがあります。
- 「年収って実際どうなんですか?」
- 「その仕事、大変そうですね…」
- 「○○って苦手なんですよね」
本人は悪意なく言っていることでも、
男性にとっては「否定」や「試されている感」を強く感じる言葉です。
対処法として、相手の良い面にフォーカスする習慣を持ちましょう。
「責任ある仕事を任されているんですね。」
「その経験って魅力的ですよね。」
人は自分を認めてくれる相手に好意を抱きます。
連絡先交換の場面での“温度差”
婚活パーティー終盤でのよくある誤解があります。
「興味があるわけではないので、曖昧にしておこう…」
と、連絡先交換を避ける女性。
しかし男性は、勇気を振り絞っていることが多いのです。
温度差を与える対応は、
「この人は他人に興味がない」
という印象につながります。
好意がまだ曖昧でも良いのです。
「お話しできて嬉しかったので、もう少し知りたいと思いました。」
前向きな余白を残した一言が、次につながる扉を開きます。
表情の乏しさは「退屈」のサインに誤解される
緊張から笑顔が引きつる、無表情になる。
これはよくあることですが、男性は敏感に受け取ります。
大切なのは、完璧な笑顔を作ることではなく
- 目線の高さ
- 小さく頷く反応
- 微笑む頻度
など、感情を伝える“温度管理”です。
相手が話しているとき、
「聞いていますよ」
というメッセージをしっかり届けることが印象を大きく左右します。
相手の評価を急ぎすぎる
婚活中の多くの女性は、効率を意識するあまり
- 「この人は違う」
- 「時間のムダ」
と即判断してしまいがちです。
しかし初対面は、相手も緊張の真っ只中。
本来の良さなど出にくいものです。
3回ほど会ってから判断する。
それだけで、本来なら逃していた“ご縁の芽”を掴める可能性が高まります。
まとめ
婚活パーティーで誤解されやすいNG行動には共通点があります。
- 身体が閉じている
- 一問一答で会話を狭める
- 相手の背景を否定する
- 連絡の段階で温度差を与える
- 表情の温度が伝わらない
- 初対面で結論を急ぐ
改善すべき点は、決して大きな変化ではありません。
ほんの少し意識と行動を変えるだけで、
“誤解される女性”から“選ばれる女性”へと変わることができます。
婚活は印象操作ではなく
「相手への理解」と「誠実な姿勢」の積み重ねです。
今日の出会いが、未来のご縁に変わることを願っています。










恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








