
仲人の舘です。
多くの人が縁結び祈願に一生懸命かと思いきや、世の中には、縁切りを強く願う人も少なくないんですね。
確かに、今の悪縁を絶ちきらなければ、新たな良縁には恵まれないという部分は大いにあります。
特に、一夫多妻制は勿論、女性が複数の夫を持つ事など不可能な日本においては、より一層、その傾向は高いのかも知れません。
という事で今、密かに人気を集めている縁切り祈願の神社があります。
場所は京都市内でも有数の観光スポット東山エリアで、清水寺から三年坂・二年坂と下って、ねねの未知から高台寺へと出る一角。
ちょうど安井と呼ばれるエリアにある「安井金毘羅宮」です。
この神社のシンボルと言えば、高さ1.5メートル、幅3メートルの巨大絵馬なのですが、実は、この石で出来たモニュメントの中央には、大きな大きな亀裂が入っているんですね。
そこで、その亀裂の中を、切りたい縁について書いたお札を持って通ると断ち切れるとされていて、しかも、再び亀裂を通って帰って来る時には、良縁に恵まれるとの事。
つまり、悪い縁を絶ち切って、良い縁を招くという、ある意味では、人生の歩みを物語ったような縁結び祈願が出来るという事なのでしょう。
中には、夫や妻が浮気相手と絶縁して、再び自分と仲良くしてくれるようにという願いも多く見られるそうですよ。
ようするに、人の悪縁を絶ちきって、自分の良縁を招き寄せようというパターンですね。
という事で、皆さんも縁切りから縁結びまでを一度に祈願出来るこの神社で、実りある良縁祈願をされてみてはいかがでしょうか。