
仲人の舘です。
お見合いをしたからと言って、必ずしもそのお相手が気に入るとは限りません。
ですから、お断りする権利は双方にある訳で、どうしても気の進まない場合には、遠慮なくお断りするといいでしょう。
やはり男女の関係は、理屈ではない、生理的なものが大きく左右するものです。
ですから、生理的に受け付けないとか、気乗りがしないという事はいくらでもあります。
にも関わらず、無理に前向きに考える事は、逆に後々厄介な事になりかねませんから、そこは早めにはっきりさせる事もまた大切なのです。
お見合いから交際に入り注意が必要なことは、どちらか一方が優柔不断に付き合っていると、周囲の力も加わって、どんどんどんどん話が先に進んで行くということです。
もちろん、その進行の中で、生理的な抵抗が緩和されて行けば、それが最も望ましいと言えるでしょう。
しかし、悪化する可能性も高く、そうなった時が面倒だという事は、こういう仕事をしていると、嫌というほど見てきています。
それに、気が進まないのに、お相手に期待を持たせるような言動を見せるのは、とても失礼な事でもあります。
ですから、そういう場合には、お断りすることも正しい行動なのです。
別に、これと言った不満や、何が気に入らないのかがはっきりしなくても構いません。
そこは所詮、男性と女性の関係には、理屈だけでは片付けられないものがあるのだと割り切っていただければいいと思います。