
仲人の舘です。
四国と言えばお遍路という事で、その八十八ヶ所の一つ、四国霊場第84番札所に当たるのが、観光名所としても知られる「屋島寺」です。
こちらの本堂は、朱塗りが実に美しく、室町時代に建てられた国の重要文化財、中に奉られた観音座像様とともに、じっくり観察されると思います。
しかし、その境内の一角にある祠、ここを見逃してはいけません。
なぜなら、そこには、佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と並ぶ日本三大お狸様の一つ。
いや、1匹、いやいや、1人というべきでしょうか、太三郎狸という狸が奉られているからです。
実はこのお狸様、そんじょそこいらの狸ではありません。
その化け上手と来たら、日本一の腕前を持つと言われ、この地で道に迷っておられた弘法大師の案内人を務めた事で知られているのです。
狸と言えば、何となく良からぬイメージをお持ちの方も多いようですが、それはとんでもない誤解で、彼らほど、一夫一婦の契りを大切にする生き物はそうはいないでしょう。
特にこの太三郎狸は、その模範的存在で、多大なる縁結びパワーを持っていると語られています。
そして、弘法大師をも導いた誘導力で、迷える乙女を救ってくれるとして、昔から親しまれているのです。
という事で、八十八ヶ所全部を回るというのは中々大変でしょうから、取りあえずこちらの屋島寺だけでも参拝されてみてはいかがでしょうか。