
仲人の舘です。
婚活ブームと言われるようになって久しい昨今、我が国には、毎年多くの結婚相談所が誕生しては消えて行っています。
そのお陰で、約5,000社というある程度安定した数が続いているのです。
しかし、考えてもみてください、この狭い日本に、5,000社もの結婚相談所が存在しているという事なのです。
いくら独身男女があふれかえっているとは言え、その全てが結婚適齢期という訳ではありませんし、婚活中という訳でもありません。
そうなると、僅かなターゲットを巡って、これだけの企業が日々壮絶なる商戦を繰り広げている訳です。
その凄まじさは、容易に想像していただけるのではないでしょうか。
それにも関わらず、毎年新顔が出て来るのは、少ない経費で、特別な資格なども必要とせずに立ち上げられるビジネスであるという事が考えられます。
しかし、確かに特別な資格や多額の経費は不要かも知れませんが、信用と人脈、これがなければ成り立たないのがこのビジネスです。
それを考えると、意外と継続が難しく、消えてゆく結婚相談所も多いという訳です。
恐らく、何の経験も地盤もなく始めて成功するのは至難の技というより、よほどの幸運の持ち主だろうと私は見ます。
どこの団体や連盟にも加盟せずに、通常、信用と人脈がなくては横のつながりも生まれません。
信用を掴むのは一夕一朝ではできませんが、失うのは瞬間です。
ですから結婚相談所のビジネスもまた、創業年数=信頼の厚さなのです。