はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
婚活パーティーに参加した女性から、「会話は悪くなかったと思うのにマッチングできませんでした」「最後に何を言えば好印象になるのでしょうか」という相談を受けることがあります。
婚活パーティーでは、一人の男性と話せる時間が限られています。
その短い時間の中で、自己紹介をして、仕事や趣味について話し、相手のことも知ろうとしなければなりません。
そのため、会話の内容ばかりを気にする女性が多いのですが、仲人として私が意外に重要だと感じているのが「別れ際」です。
人との出会いでは、最初の印象だけではなく、最後にどのような雰囲気で終わったかも次につながる判断材料になります。
しかも、特別な恋愛テクニックは必要ありません。
大切なのは、短い一言で「あなたと話せて良かった」という気持ちを具体的に伝えることです。
今回は、30代、40代の独身女性に向けて、婚活パーティーで男性の印象に残りやすい別れ際の一言と、その伝え方について、実際の婚活を見てきた経験からお話しします。
婚活パーティーでは「最後の数秒」を軽視しない
婚活パーティーでは、複数の異性と短時間で会話をします。
参加人数によっては、男性側も数人、十数人の女性と続けて話すことになります。
そのため、一人ひとりとの会話を細部まで覚えているとは限りません。
- 旅行の話をした女性だったかな
- 笑顔が印象的だった人
- 仕事の話を聞いてくれた女性
この程度の記憶になることもあります。
だからこそ、別れ際の一言が意味を持ちます。
会話が終わる瞬間に明るく「お話しできて楽しかったです」と言われれば、その女性との時間全体が良い印象として残りやすくなります。
逆に、時間終了の合図と同時に無言で立ち上がったり、すぐ次の男性へ意識を向けたりすると、それまで会話が盛り上がっていても少し冷たい印象になることがあります。
最後まで相手に意識を向けることが大切なのです。
最も基本的なのは「楽しかったです」
婚活パーティーの別れ際に何を言えばよいか分からないなら、まず覚えておきたいのが「お話しできて楽しかったです」という言葉です。
非常に普通の言葉ですが、それで構いません。
婚活では奇抜な言葉で印象に残る必要はないからです。
男性が知りたいのは、「自分との会話を女性も楽しんでくれたのか」ということです。
男性側も緊張しています。
- 話しすぎたかな
- 退屈させなかったかな
- 自分に興味を持ってくれただろうか
そう考えている男性もいます。
そこで女性から「楽しかったです」と伝えれば、少なくとも会話を否定的には受け取っていなかったことが分かります。
好意を大げさに表現する必要はありません。
感じた好印象を、分かる形で言葉にすることが重要です。
印象を強めるなら会話の内容を一つ加える
さらに印象に残したい場合は、「楽しかったです」だけで終わらせず、その男性と話した内容を一つ加えてみてください。
例えば
- 旅行のお話、楽しかったです
- おすすめしてくださったお店、行ってみたくなりました
- お仕事のお話、とても興味深かったです
- 同じ趣味の方とお話しできてうれしかったです
このような一言です。
ここで重要なのは、その男性にだけ当てはまる内容を入れることです。
婚活パーティーでは何人もの異性と話しますから、「ありがとうございました」だけでは全員に言っている言葉に聞こえます。
一方、会話の内容に触れると、「自分の話をきちんと聞いてくれていた」ということが伝わります。
難しい言葉を考える必要はありません。
会話の中で自分が本当に面白いと思った部分を一つ覚えておけば十分です。
気になる男性には「また話したい」を伝える
もし、その男性に好感を持ったのであれば、別れ際に少しだけ踏み込んでもよいでしょう。
- もう少しお話ししてみたかったです
- またお話しできたらうれしいです
この程度なら、強すぎる告白にはなりません。
むしろ、婚活パーティーでは好意が分からないことのほうが問題になる場合があります。
女性からすると、「笑顔で話していたのだから好意は伝わっているはず」と思うかもしれません。
しかし、男性側は必ずしもそう受け取っていません。
「誰にでも感じよく接する女性なのかもしれない」と考えることもあります。
特に気になる男性には、他の男性より半歩だけ分かりやすく好意を示すことが大切です。
「また話したい」という言葉なら、相手にも次を考える余地を与えられます。
「ありがとうございました」だけで終わらせない
もちろん、「ありがとうございました」は大切な言葉です。
しかし、婚活パーティーで印象に残りたい場合、それだけでは少し弱いことがあります。
「ありがとうございました」
これだけなら礼儀として全員に言えます。
そこで、もう一言を加えてください。
「ありがとうございました。とても話しやすかったです」
「ありがとうございました。○○のお話が面白かったです」
「ありがとうございました。またお話しできたらうれしいです」
たった一文追加するだけで印象は変わります。
大切なのは、長く話すことではありません。
終了時間になっているのに会話を引き延ばすと、進行の妨げになる場合もあります。
数秒で伝えられる一言で十分です。
「話しやすかったです」は大人の婚活で使いやすい
30代、40代の婚活で特に使いやすい言葉の一つが、「とても話しやすかったです」です。
これは相手の容姿や条件ではなく、一緒に過ごした時間を評価する言葉です。
男性にとっても受け取りやすく、過剰な好意表現になりにくいという利点があります。
結婚を考える年代になると、「格好いい」「すてき」といった第一印象だけではなく、「自然に話せる」「一緒にいて疲れない」という感覚も重要になります。
そのため、「話しやすかったです」という言葉には、大人の婚活に適した好意の伝え方があります。
実際にそう感じた男性には、ぜひ素直に伝えてください。
外見だけを褒めて終わらない
気になる男性に好印象を与えようとして、外見を褒める女性もいます。
もちろん、褒めること自体は悪くありません。
しかし、「格好いいですね」「若く見えますね」といった外見の話だけで終わらせるより、会話や人柄について触れたほうが婚活では意味があります。
- お話を聞いていて、仕事を大切にされているのが伝わりました
- いろいろ質問してくださったので話しやすかったです
このような言葉なら、自分が相手のどこを見ていたのかも伝わります。
結婚相手を探す場では、「見た目が好みだった」という印象だけより、「自分の人柄に興味を持ってくれた」と感じてもらえるほうが次の関係につながりやすいものです。
無理に気の利いたことを言わなくていい
婚活パーティーで印象に残ろうとすると、「他の女性が言わないような特別な一言を考えなければ」と思う人がいます。
しかし、これは必要ありません。
婚活の現場では、気の利いた言葉より自然な態度のほうが重要です。
覚えてきた台詞を無理に使えば、かえって不自然になることもあります。
- 楽しかったです
- 話しやすかったです
- またお話ししたいです
このような普通の言葉を、相手の顔を見ながら自然に言えるほうが好印象です。
婚活では、言葉の珍しさを競っているわけではありません。
相手に自分の気持ちが正しく伝わることが目的です。
言葉と表情を一致させる
別れ際の一言は、言葉だけを覚えても十分ではありません。
表情や声の調子も大切です。
下を向きながら小さな声で「楽しかったです」と言っても、本当に楽しかったのか相手には分かりにくいでしょう。
- 相手の顔を見る
- 自然に笑顔を作る
- 聞こえる声で伝える
それだけで十分です。
特に婚活パーティーでは、女性側も緊張して表情が硬くなることがあります。
自分では普通にしているつもりでも、男性から見ると「つまらなそうだった」と受け取られることもあります。
別れ際だけでも相手の顔を見て笑顔で挨拶すると、印象を整えることができます。
全員に同じ好意を伝える必要はない
婚活パーティーでは、すべての男性に「また会いたいです」と言う必要はありません。
むしろ、自分の気持ちに合わせて言葉を変えるほうが自然です。
特に興味を持てなかった男性には、「ありがとうございました」で十分です。
- 感じの良い男性なら、「お話しできて楽しかったです」
- もう一度話したい男性なら、「またお話しできたらうれしいです」
このように段階を分けて考えるとよいでしょう。
婚活では、誰にでも好かれることが目的ではありません。
自分が興味を持った男性との可能性を残すことが重要です。
好意を持っていない相手にまで強い期待を持たせる必要はありません。
別れ際の一言は会話中に準備できる
「最後になると緊張して何を言えばよいか忘れてしまう」という女性もいます。
その場合は、会話をしながら「最後に何を伝えるか」を一つだけ決めておくとよいでしょう。
- 男性が趣味の話をしていて面白かったなら、その話題を覚えておく
- 仕事について印象的な話をしてくれたなら、それを覚えておく
- 共通点が見つかったなら、それを覚えておく
そして終了の合図があったら、その内容に触れて終わります。
「登山のお話、面白かったです。ありがとうございました」
これだけでも、その男性との会話に合わせた別れ際になります。
会話の途中から別れ際までを一つの流れとして考えると、自然な一言が出やすくなります。
マッチングしたい男性には分かりやすさが必要
婚活パーティーでは、最後に希望する相手を選ぶ形式が一般的です。
そこで起こりやすいのが、お互いに少し気になっていたのに、相手から選ばれないと思って候補から外してしまうことです。
- 女性は男性から選ばれるのを待つ
- 男性も女性から好意があるか分からず、別の女性を書く
これではせっかくの縁がつながりません。
だからこそ、気になる男性には別れ際に好意を少し分かりやすく伝えることが重要です。
「今日お話しした中で一番楽しかったです」とまで言う必要はありません。
「またお話しできたらうれしいです」で十分です。
婚活では、察してもらうことだけに頼らないほうがよいのです。
別れ際で逆転しようと考えない
ここまで別れ際の一言についてお話ししましたが、一つ注意があります。
最後の一言だけで、それまでの会話をすべて逆転できるわけではありません。
- 会話中ずっとスマートフォンを気にしていた
- 男性の話にほとんど反応しなかった
- 条件を確認する質問ばかりしていた
- 否定的な話が多かった
そのような状態で最後だけ「また会いたいです」と言っても、十分ではありません。
別れ際の一言は魔法の恋愛テクニックではないのです。
会話中に相手へ関心を向け、話を聞き、自分のことも話し、その最後に気持ちを言葉にする。
この一連の流れがあってこそ、別れ際の一言が生きてきます。
婚活で大切なのは「好意を伝える勇気」
30代、40代の女性には、「自分から好意を見せたら追いかけているようで嫌だ」と考える人もいます。
しかし、婚活では好意を隠しすぎることのほうが機会損失になる場合があります。
- 自分から告白する必要はありません
- 積極的に男性を追い続ける必要もありません
ただ、「あなたと話せて楽しかった」「もう一度話してみたい」と伝えることはできます。それは男性に媚びることでも、自分の価値を下げることでもありません。
自分の気持ちを相手に分かる形で伝える、大人のコミュニケーションです。
まとめ
婚活パーティーで印象に残る別れ際の一言は、特別な恋愛テクニックではありません。
- お話しできて楽しかったです
- とても話しやすかったです
- ○○のお話、面白かったです
そして、気になる男性には「またお話しできたらうれしいです
この程度で十分です。
重要なのは、その男性との会話に合った言葉を、自分の気持ちとして伝えることです。
婚活パーティーでは、多くの異性と短時間で会話をするため、相手の記憶に残る情報には限りがあります。
だからこそ、最後まで相手に意識を向け、笑顔で一言を伝えることに意味があります。
ただし、別れ際だけを完璧にすればよいわけではありません。
- 会話中には相手の話を聞く
- 自分についても伝える
- 共通点を探す
- 相手の良いところがあれば言葉にする
そして最後に、「あなたと話した時間を私は好意的に受け取っています」と分かる形で伝える。
この流れが大切です。
特に気になる男性に対しては、好意を隠しすぎないでください。
婚活では、相手もあなたと同じように「自分は選ばれるだろうか」と考えています。
あなたが好意を見せないことで、男性が「脈がなさそうだからやめておこう」と判断してしまえば、せっかくの可能性がそこで終わります。
婚活パーティーで必要なのは、全員の記憶に残ることではありません。
あなたがもう一度会いたいと思った男性の記憶に、感じの良い女性として残ることです。
そのために派手な言葉はいりません。
相手の顔を見て、自然な笑顔で、会話の内容に触れながら感謝や好意を伝える。
ほんの数秒ですが、その一言によって「感じの良い人だった」から「もう一度話してみたい人」へ印象が変わることがあります。
婚活パーティーでは、会話の始め方だけではなく、終わり方まで大切にしてください。
良い出会いを次につなげるための最後の一歩は、意外なほど短い一言なのです。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








