はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
結婚相談所で婚活をしている女性から、「お見合いまでは成立するのですが、その後の交際が続きません」「何回か会うと男性から終了されてしまいます」というご相談をいただくことがあります。
お見合いが成立するのであれば、プロフィールや第一印象には一定の魅力があるということです。
それでも交際が続かない場合、男性との接し方に少し工夫できる部分があるかもしれません。
結婚相談所では、お互いに結婚を目的として出会っています。
だからこそ、一般的な恋愛以上に「結婚相手としてどうなのか」を意識しすぎて、交際初期から相手を評価するような接し方になってしまう女性もいます。
しかし、結婚を考える関係であっても、その前に必要なのは「またこの人に会いたい」と思えることです。
今回は仲人として多くの交際を見てきた経験から、結婚相談所で交際が自然に続く女性に共通する接し方についてお話しします。
最初から結婚相手として完成度を求めない
結婚相談所で出会うと、どうしても最初から厳しい目で男性を見てしまいがちです。
- 年収はどうか
- 仕事は安定しているか
- 住む場所はどうするのか
- 家事はできるのか
- 親との関係はどうなのか
- 結婚後のお金はどう考えているのか
もちろん、結婚相手を選ぶ以上、どれも無視できない問題です。
しかし、初対面や交際初期からすべてを確認しようとすると、会話が相手を知る時間ではなく審査する時間になってしまいます。
男性側も結婚相手を探していますから、自分が確認されていることには敏感です。
条件を確認することと、人柄を知ることは別です。
交際が自然に続く女性は、最初の段階では「この男性は結婚相手として100点か」ではなく、「もう一度会って、もう少し知りたいか」と考えています。
一回のデートですべてを判断しないことが、結果として良いご縁を残すことにつながります。
「話してくれる女性」より「話しやすい女性」になる
婚活では会話力が大切だと言われます。
しかし、話が上手である必要はありません。
交際が自然に続く女性に多いのは、男性が話しやすい雰囲気を作れることです。
男性が仕事の話をしたときに、「そうなんですね」で終わらせるのではなく、「その仕事は長いんですか」と一歩だけ話を広げる。
趣味の話であれば、「始めたきっかけは何だったんですか」と聞いてみる。
この程度で十分です。
重要なのは質問の数ではありません。
男性が話したことに関心を示すことです。
質問を次々に並べると面接のようになりますが、一つの話題を少し深く聞けば自然な会話になります。
そして、自分の話もしてください。
聞き役に徹しすぎると、男性からすると「自分ばかり話してしまった」「彼女がどんな人なのか分からなかった」と感じます。
会話は情報収集ではなく、お互いを知るためのものです。
男性の小さな配慮をきちんと受け取る
交際が続きやすい女性は、男性がしてくれたことを自然に受け取るのが上手です。
- お店を探してくれた
- 駅まで歩いてくれた
- 飲み物がなくなったことに気づいてくれた
- 予定をこちらに合わせてくれた
こうした小さな配慮に気づき、「ありがとうございます」「お店を探してくださって助かりました」と伝えられます。
大げさに褒める必要はありません。
男性としても、自分の行動を喜んでもらえれば、「次も何かしてあげたい」と思いやすくなります。
反対に、何をしても当然という反応が続くと、男性側の気持ちが下がってしまうことがあります。
婚活では男性を評価することに意識が向きやすいものです。
しかし、自分も相手から見られています。
相手の良いところを見つけ、それを言葉にできる女性は、一緒にいる時間の雰囲気を良くします。
男性を試すような接し方をしない
婚活が長くなると、「本当に私に興味があるのなら男性から誘うはず」「本気なら毎日連絡してくるはず」と考えることがあります。
その結果、自分からは何もせず男性の行動を試すようになってしまう女性もいます。
しかし、男性にも迷いがあります。
「楽しんでもらえただろうか」「次も誘って大丈夫だろうか」と考えている男性は少なくありません。
女性から好意がまったく見えなければ、男性も脈がないと判断することがあります。
交際が続く女性は、男性だけに関係を進めさせません。
- 今日は楽しかったです
- またお会いできたらうれしいです
- 今度はそこに行ってみたいですね
こうした小さな好意を自然に返しています。
追いかける必要はありません。
しかし、相手にだけ追わせる必要もありません。
二人で少しずつ距離を縮めることが大切です。
連絡では「正解」より続けやすさを考える
結婚相談所の交際でも、LINEやメッセージについて悩む女性は多いものです。
- 毎日送るべきでしょうか
- 何時間空けて返信すればいいですか
- 女性から送ると積極的すぎますか
こうした質問をよくいただきます。
しかし、すべての男性に通用する正しい頻度があるわけではありません。
連絡が好きな男性もいれば、仕事中はほとんどスマートフォンを見ない男性もいます。
交際が自然に続く女性は、決まった恋愛テクニックより相手とのペースを見ています。
毎日自然に続くなら毎日で構いません。
数日に一度でも会ったときに十分話せるなら、それも一つの形です。
重要なのは、連絡を愛情の測定器にしすぎないことです。
返信が少し遅いだけで不安になり、確認するようなメッセージを重ねると、お互いに疲れてしまいます。
LINEは関係を確認する場所ではなく、次に会うまでの関係をつなぐ手段くらいに考えたほうが自然です。
相手に合わせすぎない
男性への配慮は大切ですが、何でも相手に合わせれば交際が続くわけではありません。
- 「どこに行きたいですか」と聞かれて、毎回「どこでも大丈夫です」と答える
- 食べたいものを聞かれても、「何でもいいです」と答える
- 自分の希望を聞かれても、「あなたに合わせます」と言う
一見すると優しい女性に見えます。
しかし、男性側からすると、何を考えているのか分からず、デートのたびにすべてを決めなければならない負担を感じることがあります。
- 和食が好きです
- 静かなお店のほうが話しやすくて好きです
- 次は水族館に行ってみたいです
このように自分の希望を伝えたほうが、男性も動きやすくなります。
結婚生活では、何でも男性に決めてもらうわけにはいきません。
自分の希望を穏やかに伝えられることも、結婚相手としての安心感につながります。
小さな違いですぐに見切らない
結婚相談所では次の候補が見えるため、一人の男性に対する判断が早くなりやすい面があります。
- 服装が少し好みではなかった
- お店選びが普通だった
- 話が少し盛り上がらなかった
もちろん、明らかに合わないと感じた相手と無理に交際を続ける必要はありません。
しかし、初期段階の小さな違和感と、結婚生活に影響する本質的な問題は分けて考えたほうがよいでしょう。
- 服装は変わる可能性があります
- 会話も慣れれば変わります
- 初回のデートでは緊張している人もいます
一方、約束を守らない、店員への態度が悪い、こちらの話を聞かないといった部分は、その人の人柄を見るうえで重要です。
交際が続く女性は、変わりやすい部分と変わりにくい部分を分けて見ています。
デート後の気持ちは具体的に伝える
デート後の連絡は、次の交際につながる大切な場面です。
ここでも長文は必要ありません。
「今日はありがとうございました。楽しかったです」だけでも悪くありませんが、できれば一つ具体的な内容を加えてみてください。
今日教えていただいたお店、とてもおいしかったです
旅行のお話が面白くて、もっと聞いてみたいと思いました
次にお会いしたときは、今日話していた○○にも行ってみたいですね
こうした一言があると、男性にも女性が楽しんでいたことが伝わります。
交際初期は、お互いに相手の気持ちが分かりません。
だからこそ、好意を分かりやすく返すことには意味があります。
駆け引きで不安にさせるより、安心して次へ進める関係を作るほうが、結婚相談所の婚活では有効です。
結婚の確認は段階を踏んで行う
結婚相談所で出会っている以上、結婚観を確認することは必要です。
しかし、確認する順番があります。
初回から年収の使い方、家事分担、子ども、住宅、親との同居などを一気に確認すると、男性は「自分自身ではなく条件を見られている」と感じることがあります。
- 最初は人柄を知る
- 次に生活スタイルを知る
- 関係が深まってきたら、結婚観について話す
- さらに進んだら具体的な条件を確認する
このように段階を踏めば、同じ質問でも受け取られ方が違います。
結婚相談所だからこそ、結婚の話を避ける必要はありません。
ただし、結婚を急ぐことと、交際を丁寧に進めることは両立できます。
仲人を上手に使う
結婚相談所で婚活する大きな利点の一つは、交際中に仲人へ相談できることです。
- 彼はどう思っているのでしょうか
- 次のデートで結婚観を聞いてもいいでしょうか
- 交際を続けるべきか迷っています
こうしたときに、一人で結論を出す必要はありません。
特に交際初期は、相手の反応を必要以上に悪く受け取ってしまうことがあります。
逆に、自分では順調だと思っていても、改善したほうがよい部分が見つかることもあります。
婚活では、自分自身が当事者であるため、どうしても感情が入ります。
仲人はその関係を少し離れた位置から見ることができます。
結婚相談所を利用しているのであれば、紹介を受けるだけでなく、交際を進めるためにも仲人を活用してください。
「選ばれる」だけではなく「二人で作る」と考える
婚活中の女性は、どうしても「男性から選ばれるにはどうしたらいいのか」と考えがちです。
しかし、交際が自然に続く女性は、自分を一方的に選ばれる立場だとは考えていません。
- 自分も男性を見ています
- 同時に、男性も自分を見ています
- そして、その間に二人の関係があります
良い交際とは、女性が完璧な振る舞いをして男性から高評価をもらうことではありません。
お互いに少しずつ相手を理解しながら、「この人となら関係を作っていけそうだ」と感じられることです。
- 多少会話に失敗しても構いません
- 完璧なデートでなくても構いません
- 一緒にいて無理がなく、次も会ってみたいと思えることのほうが重要です
結婚相談所の婚活では、最終的に結婚生活を一緒に作れる相手を探しているからです。
まとめ
結婚相談所で交際が自然に続く女性には、男性を惹きつける特別な恋愛テクニックがあるわけではありません。
- 相手を最初から厳しく審査しすぎない
- 男性が話しやすい会話をする
- 小さな配慮をきちんと受け取る
- 相手を試さず、自分からも好意を返す
- LINEだけで男性の気持ちを判断しない
- 自分の希望も穏やかに伝える
- 小さな違いですぐに見切らない
- 結婚の話は関係に合わせて段階的に進める
こうした接し方の積み重ねが、「また会いたい」という気持ちにつながります。
婚活では結婚という結果を意識することは当然です。
しかし、結婚を急ぐあまり、一回一回の出会いを「合格か不合格か」で判断してしまうと、本来育つはずだったご縁まで失うことがあります。
最初から完璧な結婚相手に見える男性を探すのではなく、会うたびに理解が深まり、少しずつ安心できる男性にも目を向けてください。
そして、男性に選ばれることだけを考える必要もありません。
あなたも相手を知り、相手にもあなたを知ってもらいながら、二人で関係を作っていくのです。
結婚相談所で自然に続く交際とは、どちらか一方が頑張り続ける関係ではありません。
「また会いたい」が双方から少しずつ積み重なっていく関係です。
その積み重ねの先に、真剣交際や成婚があります。
結婚を目的とした婚活だからこそ、結果だけを急がず、一人の相手と関係を育てる時間も大切にしてほしいと思います。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








