はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
マッチングアプリで婚活をしている30代、40代の女性から、「相手が本当に結婚を考えているのか分からない」という相談を受けることがあります。
プロフィールには「真剣な出会いを探しています」「将来を考えられる人と出会いたい」と書いてある。
メッセージも丁寧で、実際に会えば楽しく過ごせる。
それでも数か月交際してみると、結婚の話になるたびにはぐらかされるというケースは珍しくありません。
ここで知っておきたいのは、恋愛目的の男性と結婚目的の男性を、プロフィールの言葉だけで完全に見分けることは難しいということです。
「結婚したい」と書いているから結婚への意思が強いとは限りませんし、「まずは恋人から」と書いている男性が結婚を考えていないとも限りません。
仲人として多くの男女を見てきた経験から言えば、本当の結婚への意思は、言葉よりも交際の進め方に表れます。
今回は、マッチングアプリで恋愛目的と結婚目的を見極めるために、30代、40代の女性が確認しておきたいポイントをお話しします。
「恋愛したい」と「結婚したい」は同じではない
最初に理解しておきたいのは、恋愛を求めていることと結婚を求めていることには違いがあるという点です。
- 恋人が欲しい
- 好きな人と楽しい時間を過ごしたい
- 休日を一緒に過ごせる相手が欲しい
こうした気持ちがあっても、必ずしも本人が結婚まで考えているとは限りません。
一方、結婚目的の人は、恋愛感情だけではなく「この人と生活できるだろうか」という視点を持つようになります。
- 住む場所
- 仕事
- 家族
- お金
- 生活時間
- 子どもについての考え
こうした現実的な話題を避けていては、結婚生活を考えることができません。
つまり、恋愛目的と結婚目的の違いは、「好きかどうか」だけではなく、その先の生活まで考えているかどうかに表れます。
プロフィールは入口であって答えではない
マッチングアプリでは、最初にプロフィールを確認することになります。
結婚への意思を選択する項目があるアプリなら、当然確認したほうがよいでしょう。
しかし、その項目だけで判断するのは危険です。
プロフィールは本人の自己申告だからです。
また、同じ「良い人がいれば結婚したい」という言葉でも、人によって意味はかなり違います。
半年から一年程度で結婚したい人もいれば、数年間付き合ってから考えたい人もいます。
さらに、「いつかは結婚したい」という程度でも同じ表現を使う人がいます。
プロフィールを見るときは、結婚への意思だけではなく、仕事、休日、生活スタイル、家族観など全体を見ることが大切です。
結婚は生活です。
そのため、結婚目的の相手を探すのであれば、恋愛に関する情報だけではなく、その人がどのような生活をしているのかにも注目してください。
結婚時期について具体的に話せるか
相手の結婚への意思を確認するうえで分かりやすいのが、時期についての考えです。
「結婚したいですか」と聞けば、多くの人は「いつかはしたい」と答えるでしょう。
それだけでは十分ではありません。
もう少し具体的に確認する必要があります。
例えば、「良い人と出会えたら、どれくらいの交際期間で結婚を考えていますか」という聞き方があります。
- 半年から一年程度
- 一年から二年程度
- 何年か付き合ってから
- 特に考えていない
どれが正解という話ではありません。
重要なのは、自分が考えている婚活の時間軸と相手の時間軸が大きくずれていないことです。
30代、40代の婚活では、この時間感覚の違いが後になって大きな問題になることがあります。
自分は一年以内の結婚を考えているのに、相手は三年、五年付き合ってから考えたいのであれば、恋愛として相性が良くても婚活相手としては慎重に考える必要があります。
将来の話を避けない男性かを見る
結婚目的の男性は、交際が進むにつれて将来についての話が増えていく傾向があります。
もちろん、初対面から結婚後の生活について細かく質問する必要はありません。
しかし、何度か会っているのに将来の話題を徹底的に避けるのであれば注意が必要です。
例えば
- 住みたい地域の話になったとき
- 仕事を今後どうしたいかという話になったとき
- 家族の話になったとき
こうした話題から自然に結婚観が見えてきます。
結婚を考えている人なら、「自分はこう考えている」とある程度話すことができます。
反対に
- 将来の話になるたびに話題を変える
- 「まだ分からない」と繰り返す
- 「今が楽しければいい」と言う
この状態が長く続くのであれば、あなたが求めている結婚への温度とは違う可能性があります。
会う時間帯やデート内容にも人柄が表れる
マッチングアプリでは、メッセージの内容だけではなく、どのような会い方を提案してくるかも見てください。
- 毎回遅い時間しか誘わない
- 直前になって突然誘ってくる
- 自分の都合だけで日時を決める
- 落ち着いて話せる場所を避ける
こうした行動だけで恋愛目的と断定することはできません。
仕事の事情などもあるからです。
しかし、結婚を考えられる相手かを見るのであれば、「自分との時間をどのように扱っているか」は重要な判断材料になります。
結婚生活では、お互いの事情を考えながら予定を調整する必要があります。
デートの段階から一方的な都合だけを優先する人なら、交際後も同じ問題が起こる可能性があります。
派手なデートをしてくれるかではなく、こちらの都合も確認しながら予定を決められる人かを見ることです。
「結婚したい」という言葉より行動を見る
婚活では、言葉より行動を見ることが重要です。
「本気で結婚相手を探している」と何度も言う男性が、必ずしも結婚に向いているわけではありません。
見るべきなのは、その言葉と行動が一致しているかです。
- 約束した日時を守る
- 連絡すると言ったら連絡する
- 予定が変わったら説明する
- 次に会うための予定を具体的に決める
- あなたの仕事や生活について知ろうとする
- 自分についても必要なことを話す
こうした一つ一つの行動の積み重ねのほうが、プロフィールに書かれた「結婚願望あり」という文字より多くのことを教えてくれます。
結婚は日常生活の連続です。
小さな約束を守れない人が、結婚という大きな約束だけは確実に守れると考えるのは慎重になったほうがよいでしょう。
自分の生活について話してくれるか
結婚を現実的に考えるようになると、お互いの生活を知る必要が出てきます。
- 仕事はどの程度忙しいのか
- 休日はどのように過ごしているのか
- 家族とはどのような関係なのか
- 将来どこで暮らしたいのか
- 転勤の可能性はあるのか
こうした情報は、結婚を考えるうえで重要です。
いつまでたっても自分の生活についてほとんど話さない男性の場合、単に慎重な性格である可能性もあります。
そのため、すぐに悪い判断をする必要はありません。
ただし、何度会っても個人的なことを話さず、こちらの生活についても知ろうとしないのであれば、関係を深める意思がどの程度あるのかは確認したほうがよいでしょう。
結婚目的の交際では、お互いの生活領域が少しずつ見えてくるのが自然です。
「いつか結婚したい」を都合よく解釈しない
婚活相談でよくあるのが、女性側が男性の曖昧な言葉を良い方向へ解釈し続けてしまうケースです。
- 今は仕事が忙しいけれど、いつか結婚したい
- 結婚はタイミングだから
- 良い関係になったら考える
これらの言葉自体が悪いわけではありません。
実際、その後に結婚を決める人もいます。
しかし、自分が近い将来の結婚を希望しているなら、「いつか」という言葉を自分の希望する時期に置き換えないことが重要です。
相手が一年後を考えているのか、五年後なのか、それとも具体的には何も考えていないのか。
そこを確認しないまま交際を続けると、時間がたってから「そんなつもりではなかった」と分かることがあります。
婚活では、相手の言葉を疑う必要はありません。
ただし、曖昧な部分を自分に都合よく補わないことです。
自分の結婚観も早めに伝える
相手の結婚目的を見極めることばかり考えていると、自分の意思を伝えることを忘れてしまいます。
しかし、婚活は相手を審査する場ではありません。
お互いの希望を確認する場です。
「私は結婚も考えられる相手と出会いたくてアプリを使っています」と伝えて構いません。
これを言ったら重いと思われるのではないかと心配する女性もいます。
確かに、出会ったばかりの男性に具体的な結婚時期を迫れば負担になることがあります。
しかし、自分が何を目的に活動しているかを伝えることと、相手に結婚を迫ることは別です。
むしろ目的を明確にすることで、結婚を考えていない男性とは早い段階で違いが分かります。
30代、40代の婚活では、この確認を先延ばしにしすぎないことが大切です。
「好きになったから待つ」が長期化しないようにする
最初は結婚相手を探していた女性でも、男性を好きになると判断基準が変わることがあります。
- 彼は今は結婚を考えていないけれど、そのうち変わるかもしれない
- もう少し付き合えば結婚したくなるはず
そう期待して待ち続けるのです。
人の考えが変わることはあります。
しかし、変わる保証はありません。
ここで重要なのは、相手を変えようとすることではなく、自分がどこまで待てるのかを決めておくことです。
- 半年なのか
- 一年なのか
- 結婚についてどの段階で話し合うのか
自分の中に基準がないと、好きという感情だけで時間が過ぎてしまいます。
婚活では相手の気持ちだけでなく、自分の人生の時間も大切にしてください。
恋愛目的の男性が悪いわけではない
ここは誤解してほしくないところです。
恋愛目的の男性が悪いわけではありません。
結婚を急がず、まず恋愛を楽しみたいという考え方も一つの価値観です。
問題になるのは、女性が結婚を目的としているのに、目的の違う男性と長期間付き合ってしまうことです。
どちらが正しいかではありません。
目的が合っているかどうかです。
- 自分は一年以内に結婚したい
- 相手は当分結婚するつもりがない
この場合、どれほど楽しいデートができても、将来については大きな違いがあります。
相手を批判するのではなく、「私が求めている関係と同じ方向を向いているか」という視点で判断してください。
まとめ
マッチングアプリで恋愛目的と結婚目的を見極めるとき、プロフィールの「結婚願望あり」だけを判断材料にするのは十分ではありません。
本当に見るべきなのは、その男性がどのように関係を進めているかです。
- 結婚について具体的な時期を話せるか
- 将来の生活について話すことを避けないか
- 自分の仕事や生活について少しずつ開示しているか
- あなたの生活や価値観についても知ろうとしているか
- 言っていることと行動が一致しているか
こうした部分を時間をかけて確認することで、その男性がどの程度結婚を現実的に考えているのかが見えてきます。
そして、忘れてはいけないのが自分自身の結婚目的を明確にすることです。
相手を見極める基準が曖昧になる大きな理由の一つは、自分が「いつまでに、どのような結婚をしたいのか」を決めていないことにあります。
自分の希望が曖昧なら、相手の「いつか結婚したい」という言葉も受け入れやすくなります。
反対に、自分は近い将来に結婚したいと分かっていれば、相手との時間感覚の違いにも気づきやすくなります。
マッチングアプリには多くの出会いがあります。
その多さは魅力である一方、目的の異なる男女が出会いやすいという特徴もあります。
だからこそ、プロフィールだけで結論を出さず、会話と行動の両方を見る必要があります。
「結婚したいと言っているか」だけではなく、「結婚を考える人として関係を進めているか」を確認してください。
そして、自分の希望も隠しすぎないことです。
結婚を望んでいることを伝えるのは、相手に結婚を迫ることではありません。
自分がどのような出会いを求めているのかを伝えることです。
恋愛目的と結婚目的の違いを早い段階で確認できれば、目的の違う相手を責める必要も、自分の希望を我慢する必要もなくなります。
婚活で大切なのは、結婚したいと言ってくれる男性を探すことだけではありません。
自分と同じように結婚を現実の選択肢として考え、二人の将来について話し合いながら行動できる男性を見つけることです。
言葉だけではなく、時間の使い方、約束の守り方、将来についての話し方、そしてあなたへの向き合い方を見る。
その積み重ねが、マッチングアプリで結婚につながる相手を見極めるための確かな基準になるのです。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








