はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
マッチングアプリを利用している女性から、「マッチングはするのにメッセージが続かない」「実際に会っても会話が盛り上がらない」という相談を受けることがあります。
その原因の一つとして見落とされやすいのが、プロフィールの作り方です。
プロフィールというと、「男性から選ばれるための自己紹介」と考える人が多いでしょう。
しかし、婚活という視点から見ると、それだけでは十分ではありません。
良いプロフィールには、もう一つ重要な役割があります。
それは、相手に「何を話せばよいのか」を伝えることです。
プロフィールに会話のきっかけがあれば、最初のメッセージだけでなく、実際に会ったときの会話にもつながります。
反対に、無難すぎるプロフィールでは、条件が良くても男性が話題を見つけにくくなります。
今回は、結婚相談所の仲人として多くの男女を見てきた経験から、マッチングアプリで会話が盛り上がるプロフィール作成法について解説します。
プロフィールは自分を説明するだけの場所ではない
マッチングアプリのプロフィールを書くとき、多くの女性は「自分のことを正確に伝えよう」と考えます。
もちろん、それ自体は間違いではありません。
仕事、趣味、休日の過ごし方、性格、結婚への考え方など、自分について伝える必要があります。
ただし、自分を説明するだけでは、会話につながるプロフィールにはなりません。
重要なのは、読んだ男性が「このことを聞いてみよう」と思える内容になっていることです。
例えば、「趣味は旅行です」とだけ書かれていたとします。
これでも情報は伝わりますが、非常に広い表現です。
一方で、「旅行が好きで、最近は温泉街をゆっくり歩く旅行にはまっています」と書いてあれば、男性は質問しやすくなります。
「どこの温泉が良かったですか」「次はどこへ行きたいですか」と会話を広げられるからです。
プロフィールを書くときは、情報量を増やすことよりも、相手が質問できる余白を作ることを意識してください。
良いプロフィールとは、自分について詳しく説明した文章ではなく、二人の会話が始まりやすい文章なのです。
「趣味」ではなく具体的な場面を書く
マッチングアプリのプロフィールで特に差が出るのが、趣味や休日についての書き方です。
「映画鑑賞、旅行、カフェ巡りが好きです」というプロフィールは珍しくありません。
問題は、同じような内容を書いている人が多いため、その女性らしさが伝わりにくいことです。
そこで意識したいのが、「趣味の名称」ではなく「実際に何をしているのか」を書くことです。
例えば
- 映画が好きなら、「休日の夜に家で昔の邦画を見るのが好きです」と書けます
- 料理が好きなら、「休日は新しい料理に挑戦して、うまくできると友人にも振る舞っています」と書けます
- カフェが好きなら、「休日に散歩をしながら小さなカフェを探すのが楽しみです」と書けます
具体的な場面があると、その人の生活が見えてきます。
そして、生活が見えるプロフィールには会話の材料があります。
男性側も「自分も映画が好きです」「どんな料理を作るのですか」「おすすめのお店はありますか」と話を始めやすくなります。
婚活では、趣味そのものが一致する必要はありません。
むしろ大切なのは、その趣味を通じて相手の人柄や生活が想像できることです。
男性が質問できる「小さな情報」を入れる
会話が続きやすいプロフィールには、質問の入口になる小さな情報が複数あります。
これは非常に重要です。
プロフィールを読んでも質問できることが一つしかなければ、その話題が終わった時点で会話が止まってしまいます。
一方、仕事、食事、休日、旅行、趣味など複数の話題があれば、男性は別の話題へ移ることができます。
例えば、「会社員です。休日は料理をしたり、友人と食事に行ったりして過ごしています。最近は和食のお店を探すのが楽しみです。旅行も好きで、国内のまだ行ったことのない場所を少しずつ訪れたいと思っています」という文章なら、いくつもの会話の入口があります。
- 料理
- 和食
- 友人との食事
- 国内旅行
- 行ってみたい場所
このように、プロフィールの文章には「男性が拾える言葉」を散りばめておくことが大切です。
ただし、情報を詰め込みすぎる必要はありません。
一つ一つを詳しく説明するより、会話になりそうな材料を自然に配置するほうが効果的です。
プロフィールですべてを伝えるのではなく、続きは会話の中で知ってもらうくらいがちょうどよいのです。
無難すぎる文章は人柄が見えない
30代、40代の女性ほど、プロフィールをきちんと書こうとする傾向があります。
その結果、丁寧ではあるものの、少し堅い文章になることがあります。
「プロフィールをご覧いただきありがとうございます。仕事は会社員をしております。休日は友人と食事をしたり、自宅でゆっくり過ごしたりしています。よろしくお願いいたします」
決して悪い文章ではありません。
しかし、これだけでは人柄がほとんど分かりません。
男性も「何を質問すればいいのだろう」と困ってしまいます。
プロフィールでは、完璧な文章を書く必要はありません。
多少その人らしさが見えるほうが会話につながります。
例えば、「休日は予定を入れる日もあれば、家でのんびりする日もあります。最近はおいしいパン屋さんを見つけると少しうれしくなります」と書けば、生活感が出てきます。重要なのは、特別な趣味を持っていることではありません。
日常の中で何を楽しんでいるのかが伝わることです。
人は、肩書や条件だけで会話をするわけではありません。
小さな好みや日常の出来事から、その人らしさを感じ取ります。
婚活プロフィールでも同じです。
自己評価より行動を書いたほうが伝わりやすい
プロフィールでよく見かけるのが、「明るい性格です」「穏やかな性格です」「周囲から優しいと言われます」といった性格説明です。
これらも悪いわけではありません。
ただ、自分で性格を説明するだけでは、読み手には判断しにくいことがあります。
それよりも、その性格が伝わる行動を書いたほうが自然です。
例えば、「人と話すことが好きで、友人と食事に行くと気づけば長時間話しています」と書けば、社交的な雰囲気が伝わります。
「休日は家で本を読んだり料理をしたりして、ゆっくり過ごすことが多いです」と書けば、落ち着いた生活を好む人だと分かります。
婚活では、「私はこういう人です」と宣言することより、相手が文章から人柄を感じ取れることが大切です。
プロフィール作成で迷ったときは、自分の性格を表す言葉を探すのではなく、「普段どのように行動しているか」を考えてみてください。
そこに、その人らしさが出ます。
男性に求める条件を書きすぎない
婚活目的でマッチングアプリを利用する以上、相手に希望する条件があるのは当然です。
年齢、仕事、結婚への意思、生活習慣など、譲れない条件を持つこと自体は問題ありません。
ただし、それをプロフィールに細かく並べることには注意が必要です。
「誠実な方」「連絡がまめな方」「仕事が安定している方」「結婚願望のある方」「家族を大切にする方」など、多くの条件を書くほど、プロフィールが募集要項のようになってしまいます。
条件を書くことによって希望しない相手を避けられる面はあります。
しかし、同時に会話の柔らかさを失う可能性があります。
プロフィールでは、相手への要求より「どのような関係を作りたいか」を書くほうが自然です。
例えば、「お互いの仕事や時間を尊重しながら、一緒にいる時間を楽しめる関係が理想です」と書けば、価値観を伝えながら相手への要求になりにくくなります。
結婚を意識している場合も、「将来を考えられる方と、まずはゆっくりお話しできればと思っています」と表現できます。
条件は自分の中で持っておけばよいのです。
プロフィールでは、条件表ではなく人柄を伝えることを優先しましょう。
結婚願望は重くならないよう明確にする
30代、40代の女性がマッチングアプリを婚活目的で利用する場合、結婚への意思をどの程度プロフィールに書くかは重要です。
結婚願望を隠しすぎる必要はありません。
むしろ、結婚を考えているのであれば、それがある程度伝わるほうが目的の違う男性を避けやすくなります。
ただし、結婚への条件や期限を細かく書きすぎると、まだ会っていない男性にとっては負担に感じられる場合があります。
プロフィールでは、「真剣にお付き合いできる方と出会えたらうれしいです」「将来につながる出会いを希望しています」程度でも十分に意思は伝わります。
そのうえで、実際のメッセージやデートの中で結婚観を確認していけばよいでしょう。
プロフィールの役割は、結婚条件のすべてを確認することではありません。
「この人と一度話してみたい」と思ってもらい、その後の会話につなげることです。
写真と文章の印象を合わせる
マッチングアプリでは写真が重要だと言われます。
確かに、最初に見られるのは写真であることが多いため、その影響は小さくありません。
しかし、婚活という視点では写真だけを整えればよいわけではありません。
写真から受ける印象と文章から受ける印象が大きく違うと、男性はその女性を理解しにくくなります。
例えば、自然体で柔らかい雰囲気の写真なのに、プロフィール文章が非常に堅く事務的であれば、どちらが本人に近いのか分かりません。
反対に、落ち着いた雰囲気の写真なのに、文章が極端にくだけていれば違和感を持たれることがあります。
大切なのは、写真と文章を合わせて一人の人物像が自然に伝わることです。
婚活では、必要以上に自分を良く見せることより、実際に会ったときの印象との差を小さくすることが重要です。
プロフィールで期待値を上げすぎると、会ったときに評価が下がります。
プロフィールと実際の印象が近ければ、「プロフィールで感じた通りの人だった」という安心につながります。
これは、その後の交際を考えるうえでも大切なポイントです。
会ったときの会話まで考えてプロフィールを書く
プロフィール作成で私が特におすすめしたいのは、「この文章を読んだ男性と実際に会ったら、どんな会話になるだろう」と考えることです。
マッチングすることだけを目的にすると、プロフィールは男性から好かれそうな内容に偏ります。
しかし、本当の目的はマッチング数を増やすことではありません。
自分に合う男性と出会い、実際の関係へ進めることです。
例えば、本当はアウトドアが苦手なのに、男性受けを考えて「休日は旅行やドライブが好きです」と書けば、実際に会ったときに話が合わなくなる可能性があります。
逆に、「休日は近所を散歩したり、自宅で映画を見たりしてのんびり過ごすのが好きです」と正直に書けば、同じような過ごし方を好む男性との会話が自然に進みます。
プロフィールは、多くの男性に好かれるために作るものではありません。
自分と話の合う男性が見つけやすくなるように作るものです。
その視点を持つだけで、プロフィールに書くべき内容はかなり変わります。
会話が続かないならプロフィールを見直す
マッチング後のメッセージが続かないと、「私には会話力がない」と考える女性がいます。
しかし、必ずしも会話力だけが原因ではありません。
プロフィールに話題が少なければ、男性も会話を広げることが難しくなります。
同じ質問ばかりされる場合も、プロフィールを見直すサインです。
「休みの日は何をしていますか」「趣味は何ですか」と毎回聞かれるのであれば、その情報をプロフィールに少し具体的に書いておけば、男性はその先の質問から始められます。
プロフィールを完成品だと思わないことも大切です。
実際にマッチングして、どんな質問をされたかを見ながら改善していけばよいのです。
- 反応の良かった話題は残す
- ほとんど触れられない部分は書き方を変える
- 誤解されることが多い表現は修正する
このようにプロフィールを少しずつ調整すると、自分に合った内容になっていきます。
婚活は、最初から完璧にできる人が有利なのではありません。
経験から修正できる人が強いのです。
まとめ
マッチングアプリで会話が盛り上がるプロフィールを作るために必要なのは、特別な経歴や珍しい趣味ではありません。
重要なのは、相手が質問しやすい情報を入れることです。
- 「旅行が好きです」だけではなく、どんな旅行が好きなのかを書く
- 「料理が好きです」だけではなく、どんな料理を作るのかを書く
- 「穏やかな性格です」と説明するだけではなく、普段どのように過ごしているのかを書く
こうした小さな具体性が、メッセージのきっかけになります。
そして、プロフィールで自分のすべてを説明する必要はありません。
プロフィールは自己紹介であると同時に、会話の入口です。
相手が「もう少し知りたい」と思える余白を残しておくことも大切です。
また、30代、40代の婚活では、単純にマッチング数を増やすことだけを目的にしないでください。
大切なのは、自分に合う男性との会話が始まりやすいプロフィールを作ることです。
男性受けを狙って実際とは違う自分を作れば、マッチングしたとしても、その後の関係で無理が生じます。
- 自分の日常、好きなこと、大切にしていることを、少し具体的に伝える
- 結婚への意思も自然に伝える
- 男性が質問できる材料をいくつか用意する
この考え方でプロフィールを作れば、単に「いいね」をもらうための文章から、実際の出会いにつながる文章へ変わっていきます。
マッチングアプリで本当に大切なのは、プロフィールを読んでもらうことではありません。
プロフィールから会話が始まり、その会話から「この人に会ってみたい」という気持ちが生まれることなのです。









恋愛のプロ・仲人の舘は、口が上手いわけでも、押しが強いわけでも、まして魔法を使えるわけでもありません。








