
仲人の舘です。
「あとは若いお二人で…」、という定番のフレーズが日本庭園に響きそうなお見合いは、最近とんと見られなくなりました。
主流は恋愛結婚となり、一つの文化の衰退なのかもしれません。
最近のお見合いというと、家同士の繋がりを感じないものがよく行われます。
主に結婚相談所が仲介するもので、形式を省いたお見合いと考えれば雰囲気は出てきます。
さて、形式はいくつか省かれているものの現代のお見合いにおいてもタブーとされる行為はあるのです。
基本的にコミュニケーション能力を問われるため、無意識にタブーを把握している方もいるでしょう。
まずお見合いである以上、仮にある程度の結婚意識がお相手にあったとしても初対面だという事を忘れてはいけません。
親しい間柄になりたい気持ちがあっても、最初はぐっと堪えて敬語を意識したいですね。
いくら敬語が使えても、話し方に問題があっては意味がありません。
お相手の事を知るために色々質問をするのは良いですが、矢継ぎ早というのは困ります。
一つ一つの話題に対して、じっくり聞く事が大事です。
お見合いなのですから当然、第一印象はもちろん話をした結果合わないという事もあります。
しかし、それでも最後まで丁寧に接する事がマナーです。
途中からぞんざいな対応になるというのは、最悪のタブーと言えます。
もしお相手の事を気に入っても、お見合いの段階から勝手に話を進められては困ります。
連絡先などは、まだ交換する段階ではないので注意しましょう。
お見合いは男性がエスコートするもの、という気概は立派ですがお茶代の支払いは各自払いが基本です。
格好を付けて先に支払いを、というのはタブーとなるので注意しましょう。