
仲人の舘です。
日本では、昔からお見合い結婚がありますが、果たして諸外国のお見合い事情はどうなっているのでしょうか。
実は、お見合いという文化は日本だけではなく、いくつかの国でも、根づいているようです。
中国では、子を想う親たちのお見合い集会が公園で開かれていて、タバコの銘柄で有名な池の中南海付近で特に多く行われています。
池のほとりの公園で沢山のお父さん、お母さんが集まっている光景が、テレビでも話題になりました。
中国のお見合いは、親が特に真剣な顔つきで話し合いをしている感じです。
女の人の広告が貼られていて、体重なども公開されていて、最後の2行に相手の条件がしっかり書かれています。
中国のお見合いは、和やかな雰囲気ではなく、真剣そのものの緊張感漂う雰囲気になっています。
そうした雰囲気があるのは、中国の一人っ子政策が影響していて、家を維持していくために親が必死という背景があります。
インドにもお見合いがあり、驚くべきことに、約 7 割が お見合い結婚であると言います。
ただ、最近では、インドでも恋愛結婚が増加していて、この傾向がインド都市部で増加しています。
このことは、経済自由化を通じて、個人の自由と選択の自由という自由主義のイデオロギーが結婚相手を選ぶ際にも浸透していることを示しています。
少子化社会であるシンガポールでも、お見合いが行われていて、政府主導の元、お見合い活動が積極的に進められています。