
仲人の舘です。
縁結びのスポットがあるのですから当然、縁切りのスポットも全国に存在します。
縁切り寺などは比較的知名度が高く、他にもいくつかの縁切りスポットをご存知ではないでしょうか。
縁切りというだけの事はあり、その由来には禍々しい歴史がついているものが多いです。
たとえば安井金比羅宮にある縁切り縁結び碑は、名前のように両方の性質を持っていますが場所的には三大怨霊に数えられる崇徳天皇を祭神としているのです。
それぞれが独立しているのではなく、悪縁を切って良縁を結ぶのが目的となっています。
ところで、金刀比羅宮というと香川県を思い浮かべるかもしれませんが安井金比羅宮は京都府にあります。
現在の縁切り縁結び碑は形代がびっしり貼り付けられており、その特徴的な姿が広く知られていますね。
実際に安井金比羅宮へ訪れる参拝者の多くが縁切り縁結び碑を目的としており、その人気をうかがわせます。
縁切り縁結び碑には作法があり、表からくぐって悪縁を切り裏からくぐって良縁を結びます。
そして形代を縁切り縁結び碑に貼り付けるまでが、一連の流れとなります。
縁切り縁結び碑にどんな願いが書かれているか、気になるかもしれませんが他人の形代は目にしない方が良いでしょう。
かなり生々しく、強烈な願いが呪いのようにかけられているため迂闊にのぞいて気分が悪くなってしまうことが無きにしも非ず、です。