
仲人の舘です。
昔の日本は、お見合い結婚が当たり前でかつ、主に女性はお相手の男性を選ぶ自由がほとんどなかったと言います。
それどころか、家柄のいい家庭になればなるほど、結婚は周囲の決めた相手としか許されないものでした。
しかも、挙式の当日になって初めて互いが顔を合わせるというケースも珍しくなかったそうです。
そのため、許されぬ恋を描いた悲劇の小説が多く残されてきたのでしょう。
さすがに現代社会においては、そういう事はなくなり、皇室でも恋愛で結婚できる時代になりました。
しかし、世界にはまだ、お見合い結婚しか許されない地域もあるようです。
むろん、今のご時世、国を挙げて、そんな事を言っているところはありません。
ですが、一部の部族などでは、生まれた時から結婚相手が決まっているところもあるらしいのです。
例え、そこまでではなくても、インドやスリランカでは、今も昔もお見合い結婚が主流のようです。
インドでは、週末になると大手各社の新聞に、お見合いのための求人広告が大々的に掲載されます。
そして、そこには自分のプロフィールや求める相手への希望、さらに、信仰宗教まで明記されているのは、さすがにインドという感じですね。
そう、海外には、いくら愛し合っても、代々の信仰宗教を変えなければならないような、結婚は許されない傾向の強い国や地域が多数存在します。
すると、そういうところでは、自然と恋愛の自由が制限される事となり、結果お見合い結婚がベターという事になってくるという事なのでしょう。