
仲人の舘です。
実は婚活ブームが定着して久しい昨今、過去の失敗や成功を生かす事が出来ないまま、ただ単にお見合いの回数だけを積み重ねて行かれる方が増えているのです。
そして、その要因を突き詰めて行くと、やはりいつのお見合いのどの点が良くて、どの点が悪かったのかが、自分でもよく分からないと仰ります。
それというのはある意味、いつも初心で臨んでいるからだとすれば、決して悪い事ではありません。
けれど、実際には、そこはそれなりに経験を重ねている訳ですから、残念ながら、知らず知らずの間に、お見合いに対する興味や好奇心自体が薄らいでいると見ていいでしょう。
もっとわかり安く言えば、自分でも驚くほど冷静にお相手を見ているという事です。
もちろん、それが場数を踏んだからこそのキャリアではあるのですが、お見合いはこれから始まるかも知れない素敵な恋の第一歩です。
それに目一杯の感心が持てないようでは、お相手に対して強い関心が持てるはずがありません。
結果、そのお見合いにしっかりと入り込めず、発展に持ち込めないというパターンが目立って来ているのです。
そこで、私が改めて言いたいのは、例え何十回目であっても、そのお相手とのお見合い自体は初めてなのです。
もっと初心で興味を持って、思い切りドキドキワクワクしてください。
そして、そのドキドキやワクワクと一緒に、楽しかった点と見直すべき点をきちんと記憶しておいていただきたいのです。