
仲人の舘です。
日本人が持つマカオのイメージと言えば、香港の奥座敷のような位置付けで、カジノで遊ぶ事を目的として渡られる方が圧倒的に多いということでしょう。
ですので、セントポール天主堂跡を中心とした歴史地区を少し見た後は、特に男性陣などは、カジノへGOという方が圧倒的多数ではなかろうかと思います。
しかし、このマカオの歴史地区は、今や日本でも大盛り上がりを見せているユネスコの世界文化遺産の一つです。
出来る限り、じっくりとご覧いただきたいものだと願わずにはいられません。
しかも、そんな世界文化遺産の一角には、パワースポット大好きの日本人女性でも、案外知らない縁結び祈願の女廟が存在します。
人の顔を持つ蛇「女廟」は、正直、じっくり眺めたくはないような気もしますが、彼女がいなければ、人間は作られなかったと中国4000年の道教では教えられています。
そう、ここは何を隠そう、人類を作ったと言われる女神を奉った我々全ての人間の聖地。
マカオはもとより、世界でも最も古い廟の一つで、ここを拝まずにして、どこで何を拝むのか、といったところでしょうか。
という事で、現地では、この女廟を挟んだセントポール天主堂跡からセナド広場へ向かう坂道を「恋愛坂」と呼び、中々人気があります。
わざわざここを訪ねるためだけに香港からマカオに渡って来る若者も多いと言います。
実際、西洋文化と東洋文化の融合が最も美しいエリアでもありますから、じっくり歩きながら、恋の行方を考えられるのにはお勧めのスポットです。