
仲人の舘です。
若い女性にも大人気の京都には、数多くの縁結び祈願の神社仏閣やパワースポットがあります。
しかも最近は、口コミにより、その数が段々増えていて、今や20ヶ所から30ヶ所は優にあると見ていいでしょう。
あの狭い街に、これだけの数の良縁スポットがあるというのは凄いことです。
さすが数々の戦いや災害で何度も焼け野原になりながらも、七転び八起きで立ち上がって来た千年の都ですね。
しかし、そんな京都市内の中心部に、1年で1週間だけパワースポットになる場所があるという事をご存じでしょうか。
しかも、そこは単なるお土産物屋さんで、普段は京名菓の八つ橋や五色豆などを売っているのです。
そういうところですから、勿論、知る人ぞ知るというようなパワースポットで、口コミ情報として伝えられる事もあまりありません。
で、肝心要のそれはどこかという話ですが、京都市内随一の繁華街、市場寺町の南西角にあって、先ほども書いた通り、通常は売店となっています。
けれど、これは仮の姿で、何を隠そう、そこは祇園祭の真の主役と言われている八坂神社の御神輿が安置される御旅所。
毎年7月17日の夜の神幸祭で神輿が運び込まれ、そこに乗った須佐之男尊の魂が、還幸祭を迎える7月24日まで滞在するのです。
そして、その間にこの御旅所をこっそり一人で訪ね、誰とも口を利かずに黙って参拝すると、様々な願いが叶うと言われていて、これを地元では無言参りと呼んでいます。
残念ながら、今年はもう祇園祭が終わってしまいましたが、気になる方は是非1年待って、来年トライしてみられてはいかがでしょうか。