
仲人の舘です。
とある結婚相談所の平均お見合い回数は、半年で8回だと聞きました。
それが多いとか少ないとか、いいとか悪いとかという事は、わかりません。
ただ、6ヶ月間で8回という事は、極端な話、240週で8回ですから、約3週間に一度のペースでお見合いしている事になるのです。
月に一度なんていうものじゃありませんよ、3週間に一度です。
中には、年間20回以上お見合いされる方もおられるとかで、それはもう2週間に一度のペース。
これではじっくり付き合うどころではないのではと心配になってしまいますね。
お見合いはあくまでも初対面の場でしかなく、そこでわかる事などたかが知れています。
ましてや、お相手が不慣れな方や内気な方なら、何一つ魅力を見つけられないうちに断ってしまう事にもなりかねません。
もちろん、そういうおどおどしたところが頼りなくて却下されるのかも知れませんが、もしかして、マイペースで話すと思いのほか面白い人だったらどうしますか。
本当はすごく強いのに、自慢するのが嫌で必要以上におとなしくしているとか、プロフィールには書いてないだけで、自分と共通の趣味を持っている事だって大いに考えられます。
そうなると、それを知らずにとは言え、みすみす逃してしまうのは、ど真ん中に投げ込まれたホームランボールを見逃すのと同じで、実にもったいない話でしょう。
それに、お見合いは自分の一生付き合う人を探すものなのです。
そんなに短時間で何も知らずに次々渡り歩いてもいいものなのでしょうか。
やはりそこは、よほど生理的に合わない人でない限り、一度や二度はお会いしてみてもいいのではないかと思っています。
お見合い回数の多さが幸せな結婚に結びつくとは限らないのです。