
仲人の舘です。
まず、運命のお相手とは、どういった存在の事を指すのか、ハッキリさせておきましょう。
お伽話に出てくるような王子様、と言われても私どもにできる事はありません。
年収はこれくらいで、性格はこうで、家族構成は、といった具合に導き出される運命のお相手なら、お手伝いできる可能性があります。
そもそも、お見合いとはそういったお相手を選んで行うものですから。
どこか違った印象を持たれている方は、恐らくテレビドラマから多く影響を受けているものと思われます。
結婚相談所の膨大なデータをもとに、理想とするお相手を探し出すのが現代のお見合いです。
それを運命のお相手と呼ぶかどうかはともかく、実現させるための近道としては確かなものです。
もう少し掘り下げて考えてみると、どれだけデータ量が膨大だとしても無作為に抽出されたものではありません。
そのお相手もまた、何らかの導きによって結婚相談所への登録を決意しているのです。
そう考えてみると、運命論が再び盛り上がってくるような気がしませんか。
要するに、お見合いを希望する何千人何万人の中から二人は出会ったわけです。
お見合いだからと事務的に考えてしまう必要はなく、とことんロマンチシズムを追求してみても良いでしょう。